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「何もしないこと」を大切にしよう
ちょっとSNSを覗こうとしても、しれっと紛れ込むニュースの見出しや広告画像。ほしい情報以外にも、自然と目に入ることが多いのではないでしょうか。
現代人はあらゆる情報を詰め込みすぎて脳が疲れており、デジタルデトックスと称してインターネットから離れる時間も必要だといわれています。
だからといって、今回は「デジタルデトックスしましょう」という話ではありません。
「何もしない日」を作ってみようよ、というお話です。
1.「行動しない=悪」ではない
ある程度の年齢を過ぎると、学業、バイト、仕事、家事、育児、自治会活動、介護などなど、とにかく「何らかをしなければならない」状態になることが多くなっていきますよね。
「バイトと学業を両立させよう!」「なにもしない人は社会人失格!資格を取ろう!」「趣味を見つけよう!」などなど、
とにかく、何かしようという方向性に導く言葉が巷には溢れ返っています。
確かに、それも大切でしょう。
しかし、あたかも「行動しないことは悪いこと」だと言わんばかりで、それもまた違うのではないかと思います。
状況や環境が許すのであれば、
疲れている場合には休息を
ひと段落ついたら一休みを
挟むべきなのではないでしょうか。
「何もしない一日」を確保することが難しいのであれば、
「何もしない一時間」でも良いと思います。
「この時間、この日だけは何もしない」と決めましょう。
メールも返さない
電話にも出ない
誰にも会わない
誰とも喋らない
何なら一日中ずっと寝ていてもいい
頭と心と身体を、少しでもリセットする日を作りましょう。
私は以前ブラック企業で週6日、一日12時間超えという長時間労働の毎日を繰り返していて趣味や物事への興味、仕事以外の人間関係すら億劫になって遮断していましたが、どうにかこうにか「何もしない時間」の確保で己を取り戻しました。
過度な忙しさは、人の心身を殺すと思っています。
本当に死んでしまう前にリセットしましょう。本当に。
2.すべてストップ、自分を見つめよう
つまりどういうことなんだ、と思われるかもしれませんが、「今やっていること」をひとまずすべてストップさせる時間にしましょうということです。
極端な話、一日でも一時間でも決して止まったらダメだ!誰も代わりにならない!というものは、心臓の働きくらいなものです。
生きていればどうにかこうにか何とかできるとしても、死んでしまったら何もなりませんしどうにもできませんし、そこでおしまいです。
「さすがにそこまで追い詰められてないよ!」という人も、そこまで追い詰められないために『疲れ』を感じたときには、リセットの時間を確保してみてください。
「あ、こんなに頑張らなくてもいいかも?」と分かったり、「どう考えてもこの職場おかしいよな」と気付いたり、「やりたいのにできてなかったことがあったな」と思い出したり、何か良いことがひとつくらいはあるはずです。
なかったとしても、疲れが取れるので良いこと尽くしのはず。
3.「何もしない」自分を許そう
ここでいう「何もしない一日」「何もしない一時間」とは、あなたが自分自身に対して『何もしてはいけない』と強制するための日や時間の確保ではありません。
「何もしていない」自分を許すだけです。
例えばお休みの日に一日ずーっと寝てしまって、「ああ、今日は何もできなかった」と思う必要なんてないわけです。
だって、「何もしない日」なのだから、寝ていてもだらだらしていても、何でもいいわけです。
何もしていなかった時間が長いと焦りが生まれます。
人と比べてしまったり、漠然とした不安があったり、お金の問題だったり……でも、大半のことは焦って動いても良いものではないはずです。
何もしないことをすること
何もしなくて良いのだと許すこと
何かをしなくて良い時間や日を作ること
そうして、自分の気持ちや身体や頭や心を癒しましょう。
身体が疲れているのなら一日ずーっと映画を見ても良いでしょう。
心が疲れているのなら一日誰とも連絡も取らずにぼーっと過ごしても良いでしょう。
たまには、自分が心地良いと思うことだけをする日や時間を作り、そんな日や時間を過ごす自分を許して甘やかしてあげませんか。
おまけ:
ブラック社畜時代に何とかならないかと足掻いた結果はこちら。
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