見る場所を見る2+——イラストで見る米子の映画館と鉄道の歴史
2021年度から実施している「見る場所を見る——アーティストによる鳥取の映画文化リサーチプロジェクト」の第3回展覧会を2023年8月に米子市で開催します。
今回は、第2回展覧会に引き続き、米子市内における映画館と鉄道の歴史を、鳥取で活躍するイラストレーターClaraさんによるイラストと映画館プログラムをはじめとするノンフィルム資料を通して、在りし日の姿の再現を試みます。
会期中には、本店出品作家のClaraさんと米子シネマクラブの会長である吉田明広さんをお招きしてギャラリートークも実施します。
8月1日(火)から8月30日(水)までの約1ヶ月間、ぜひご覧ください。
日時:2023年8月1日(火)〜8月30日(水)※月曜休館
火〜金|9:00〜19:00
土日祝|10:00〜18:00
会場:米子市立図書館 多目的スペース(市民ギャラリー)
(鳥取県米子市中町8/TEL 0859-22-2612)
企画:Clara(イラスト)、杵島和泉(企画・執筆)、佐々木友輔(監修)
ウェブ:https://qspds996.com/cinephilianow/
イラストで見る米子の映画館と鉄道の歴史
2023(令和5)年7月29日にJR米子駅の南北をつなぐ「がいなロード」が開通します。新駅舎や駅ビルも同日オープンすることになり、米子駅は新しく生まれ変わります。顧みれば、山陰地方における初めての鉄道として山陰本線(境-米子-御来屋間)が開通してから、今年で121年目を迎えました。江戸時代から商人の街であった米子は、交通網の発達によってさらに活気溢れる街になっていきます。また、鉄道の影響を受けて、朝日町や角盤町といった米子駅周辺に数多くの映画館が誕生しました。当時の大衆娯楽であった映画は、米子でも愛される文化として定着していきます。
本展覧会では、米子における映画館と鉄道の歴史を併せて考え、交通網の発展が映画興行に与えた影響や映画受容の変化を明らかにします。米子周辺にかつてあった映画館をイラストで再現したClaraさんの作品や、映画館プログラムなどノンフィルム資料の展示を通して、いつの時代でも賑わう米子の街を想像していただければ幸いです。
(企画:杵島和泉、Clara)
関連企画:ギャラリートーク
会期中、2人のゲストをお招きしてギャラリートークを行います。
企画者の杵島と佐々木から展覧会の趣旨や見所を説明した後、本展出品作家のClaraさんと、米子・境港の映画文化の発展に尽力してきた吉田明広さんに、展覧会の感想や鳥取での映画の思い出についてお話を伺います。
「イラストによる記憶の復元——「見る場所」と交通網の変遷を辿る」
日時:2023年8月11日(金)13:30〜15:00
会場:米子市立図書館 2階 多目的研修室
ゲスト:Clara(イラストレーター)、吉田明広(米子シネマクラブ 会長)
講師:杵島和泉(本展企画者)、佐々木友輔(本展監修)
あなたの「記憶」をお聞かせください
鳥取の映画館やビデオレンタルショップについて覚えていることや、印象に残っている映画体験について、ぜひ皆様のお話をお聞かせください。記録写真や資料などの情報提供も大歓迎です。以下の方法を用意しています。
アンケート
展覧会場にアンケートを記入・掲示するコーナーを設けます。メール・お手紙等
以下の宛先まで情報をお寄せください。必ず返信可能な連絡先とお名前をご記載ください。
メール|sasakiyusuke@tottori-u.ac.jp(佐々木友輔)
お手紙|〒680-8551 鳥取県鳥取市湖山町南4丁目101
鳥取大学地域学部 佐々木友輔 宛
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