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お稲荷さんが好きで堪らないんです。

突然食べたくなる物、それがお稲荷さん。
祖母がよく作ってくれて、それには紅ショウガがはいってて『けんけんさん』と呼んでいた(気がする)
次に会えたら作り方を教えて貰おう。そうしよう。

俺は数ヶ月にいっぺん、油揚げをまとめて炊く。
その日の夜飯はもちろん稲荷寿司。
そんで残ったのを数枚ずつ冷凍して、うどんや蕎麦に乗せるのだ。

これがいいのよ。あると嬉しい、食生活向上委員会。

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・材料とコクについて

油揚げの炊き方は様々だ。
水か出汁か、みりんをいれるいれない、酒はいるいらない、ざらめ?溜り醤油?黒糖??

どれも好み次第です。
今回は、水、砂糖、みりん、濃口醤油。で炊きます。
ちょっと黒糖を混ぜたので色が濃いめ。

・材料(油揚げ20枚、お稲荷さん40個分)

油揚げ:20枚
水:600cc
砂糖:80g
濃口醤油:100cc
みりん:80cc

○コクを増す方法をいくつか。

・三温糖、ザラメ、黒糖、蜂蜜などを使う。
・砂糖を減らしてみりんを増やす。
・溜り醤油を混ぜて使う。
・水を減らして酒を足す。
・水の代わりに出汁を使う。

ってとこですかね。
まだ色々あると思うけど、その場にあるものと好みでやってみるのもいいかも。

・炊き方

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①油揚げの油抜き

茹でてもいいし、熱湯をかけてもいい。
しっかり茹でてから冷まして絞るのがいいかな~

茹でる前に麺棒をころころしておくと、シャリを詰めるときに開きやすくなるので全部をいなり寿司にするならやった方が良いかも。

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②半分に切って絞る

今回は長方形の油揚げなんで横に半分に切る。
正方形のなら斜めに切れば関西風になる。

絞るときは何枚か重ねて両手で祈るように拝むようにギュッとする。
絞りすぎるとスカスカになっちゃうけど、絞りが甘いと油が重たいのでそれなりに絞ろう。

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③炊き始め

水と調味料をぜんぶいれ、砂糖が溶けるまで火をかける。
砂糖が溶けてから油揚げをいれる。
並べて炊くと形は綺麗に出来るが、多少は乱れてもOK、気にせず行こう。

甘さを控えめにしたい方は、みりんを減らしておいて最後の方に微調整でいれるのもアリ。
調味料が混ざりきってない状態で炊くと味のムラがでやすいので注意。
油揚げは調味料を吸いまくるからね。

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④弱中火で炊く

落とし蓋はクッキングシートやアルミホイルだけでは薄いので

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木蓋や鍋の蓋、皿などを重しに。
時々鍋を揺れして底が焦げないように。

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⑤更に煮詰める

半分くらい煮詰まったらひっくり返したり、ちょっとずらしたりして更に煮詰める。
そのままずらさないで炊いたら綺麗な形で炊けるけど、煮えムラが出来やすいので俺は混ぜる派。

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こんな感じ。
破れないように優しく混ぜてあげる。

ま、これだと開くときとかに綺麗な形にするのが大変だけど、家庭料理ならそれでも全然いい気がする。
お好みで。

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⑦炊き上がり

煮汁が無くなってきてバチバチ音がしてきたら完成。
そのまま冷まして(できるなら一晩置いて)から包むとなおいいけど、そのまま使ってもOK

・食生活向上委員会

ないならないでいいけど、あると凄く嬉しくなる食品ってのがある。
今の我が家には、鶏団子、新生姜甘酢漬け、炊いた椎茸、炊いた油揚げ、ラーメン用の焼き豚、炒飯用の焼き豚、茹で鶏胸、、、が冷蔵や冷凍されている。

我が家の食生活向上委員会とでも言うかな。
食の質を上げてくれる大事な保存物だ。

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お稲荷さんを作る時に大事なのが生姜の甘酢漬けと炊いた椎茸だ。
これがあると一気に美味いお稲荷さんになる。
自家製なら躊躇せず使えるので具たっぷりにできるのだ。うはは。

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基本のお稲荷さんなら酢飯だけでもいいが、今回は炊いた椎茸と甘酢漬け生姜、煎りゴマをたっぷり。

他にも、酢蓮、ミョウガ、セリ、かんぴょう、柑橘の皮、などなど好きな物を好きな組み合わせでいいましょ。季節物をいれるのも好き。

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春になったらセリをたっぷりいれて作りたいな~

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新生姜や秋ミョウガの甘酢漬けをいれると綺麗なピンクで素敵。

・いなり包み

お稲荷さんは包み方も人それぞれ。

シャリを全部丸めてから一気に詰める人もいれば、1個ずつ詰めていく人もいる。

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包むときは油揚げを軽く搾ってから、角っこまでしっかり開いてシャリを詰めていくといい。
2合のシャリで大きめなら10個、小さめなら20個くらいはできる。

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写真のはシャリは2合、具を盛りだくさん、小さめで20個作った。
二口で食べれる小さめの豪華いなり。
パクパクいけます。

ごっついのも好きなんだけど、今回は小さく。キュートに。

・煮汁の残りは…!

油揚げ、しっかり煮詰めても、包むときとかに煮汁がどうしても出てしまう悩みがあった。
が、今回はそれを使って一品。

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○キノコの甘辛炒め
キノコをじっくり焼いて、仕上げに油揚げの煮汁をいれ煮詰めて完成。
胡椒をふったり、バターを少しいれると美味い。
今回はエリンギだが、シメジでも舞茸でも椎茸でも何でも!
そのままの味だと被るけど、ここに胡椒やバターなどの香りを足すと別の料理になるからオススメ。

炒め物や煮物、焼き物系には使える甘辛いタレよね。
捨ててたのもったいなかった。反省。

・お稲荷は昼に輝く?

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この日の夕食はお刺身も食べたくて少しずつ、3種。
おいなりさんを夜のメインにすると献立を考えるのが難しい。

ちょっと刺身を合わせたり、カマ焼いたり、血合いで唐揚げしたり、そういう小さめのメインをあわせるのが我が家の定番かな~

夜のいなりも大好き。幸せの食事、いつも食べ過ぎる。

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けど、やっぱり、お稲荷は昼に輝くんです。

昼のいなり寿司、これはサブに最高。
うどんか蕎麦、これと合わせたときのいなり寿司、ホントいい。

ワカメうどん、キノコ蕎麦、月見うどん、あさりうどん、こういうちょっと単体では弱めのと合わせるのが最高。
天ぷらや鴨はいらない。その分のどっしりをいなり寿司がサポートしてくれる。

そんでもっていなり寿司、二日目になるといい感じに馴染んでいる。
シャリに揚げの味が移って、揚げに酢の味が移ってて、良い味になる。
が、冷蔵庫からだしてそのままだと米が硬いのでかる~くレンチンするのがオススメ。

熱くする必要はない、ぬるいくらい。
二日目は辛子をつけてもいい。紅ショウガをたっぷり添えるのもいいね。

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お稲荷さんの酸味とお出汁の旨味や塩気がもう最高の相性。
特にうどんとが最高。大好物です。

わかめアサリうどんとお稲荷さんのセット。って響きが好き。

もちろんきつねうどんもきつね蕎麦も好き。
そうそう、たっぷり炊いた揚げは好きなタイミングで解凍して麺類のお供にしてます。

レンチンで稲荷が食える幸せ。

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あぁ、また好物について語っていた。
けどいいんだ。こういうnoteおれは好きだし。
なにより次に炊くときに読み返せば色々と思い出せるからね。

まだまだ色々と大変な寒い季節が続きそうですが、みなさんも油揚げでも炊いてみてね。
じっくり料理するの楽しいよ。

みんなが嫌うものが好きでも
それでもいいのよ
みんなが好きなものが好きでも
それでもいいのよ

って歌詞いいなぁ。
最近のマイブームは初期のアルバム達。

おしまい。


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いつもありがとうございます。 書くの大好きだけどやっぱ大変だから、サポートして貰えると持続性が増します。