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ヘルスケアビジネスのことが1からわかる本

みなさんこんにちは、工藤です。

ヘルスケア…その用語が意味することをよく理解しないまま異業種に転職してしまった私は、この本に大変助けられました。

『ヘルスケアビジネスの図本 ヘルスケアビジネスの要件を満たす50の開発目標/西根栄一』

本書は3つの章で構成されています。

①すべてのベースとなるヘルスケア・ビジネスナレッジ

②0から1をつくるヘルスケア・ビジネスローンチ

③1を100にするヘルスケア・ビジネスグロース

全50項目、全てが図と文章で分かりやすく構成されており、もっとたくさんの人がヘルスケアビジネスに携わり、もっと上手にヘルスケアビジネスを回せるようにという思いから作成されました。

 

🥚どうやって健康を捉えるか

まずは三原則から健康を捉えるアプローチとして、

・カラダ(身体的健康度)

・ココロ(精神的健康度)

・キズナ(社会的健康度)

この3つが説明されています。

次に、現状の健康満足度は何点か、理想の健康満足度は何点か?確認するページもあります。

顧客の事ばかり考えがちですが、私のように現在ヘルスケア業界で働いている人もセルフチェックが必要だと思います。

健康を「提供する側」の人間が不健康なケースも多いものです。特にココロの健康はみなさんいかがでしょうか。

 

🥚ヘルスケアの領域・分野

「ヘルスケア」という言葉が意味する範囲は、使われる文脈によって多々変化すると同業界にいて感じます。

医療分野・健康増進分野・介護分野などに分類されるのが一般的ですが、絶対の定義はありません。本書では4つの領域とされていました。

①Medical  医療

②Health  予防・保健

③Wellness 健康

④Beauty  美容

私自身のキャリアでは、②③が長く、今は①も関わる仕事をしています。

以前「フィットネス業界」と呼ばれる領域で働いていた頃は、「フィットネス」しか見えない状態でした。つまり全体の中で自分がどんな業界で働いていたのか、さっぱり理解できていなかったことになります。

そんな状態だったので、沖縄のリゾートホテルでウェルネス事業を立ち上げる際、ホテル業界や外国人のみなさんに、「フィットネス・ウェルネスって何?」と聞かれて説明できなかったことがあります。

これからキャリアを形成するみなさんは、自分が今どこの領域で働いているにしても、周辺産業はどのようなものがあるのか理解しておくと仕事の幅が広がると思います。

 

🥚履きなれたジーンズのように

中盤以降では、実際にヘルスケアビジネスをつくり、事業を大きくしていくための枠組み(フレームワーク)が数十種類、記載されています。

この部分も企画開発職に就く私としては大変参考になりました。

こちらに関しての詳細はまたの機会にご紹介させていただきます。

昨日ご紹介した書籍「アイデアのつくり方」同様に、フレームワークも実践で使い込むことが重要です。

本書のタイトル【図本=ズボン】は、しわくちゃになるまで読み込むと、履きなれたジーズンのような風合いになり、ヘルスケアビジネスの理解が深まることから名付けられました。私もこの本をしわくちゃになるまで使い続けたいと思います。

 

 

 

 

 

 2018年に沖縄から書いたブログ「価値観をぶっ壊せ!亜熱帯から届けるメッセージ」はこちらからご覧いただけます。


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