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ビジネス・身体・総合格闘技の共通点

みなさんこんにちは、ヘルスケア・フィットネス事業のお仕事を支援している工藤です。

本日はタイトルの通り、ビジネス・身体・総合格闘技の共通点についての記事です。

まず、「総合格闘技(MMAとも呼ばれます)」ってそもそも何?と思う方も多いと思います。

ほとんどの方は、一見関係なさそうな話に感じるかもしれませんが、少しお付き合いください。

 

総合格闘技は、「総合」と冠に付くくらいですから、格闘技の中でも様々な技術が必要になります。

格闘技と言われてイメージやすいのは、パンチやキック…ボクシングやキックボクシングでしょうか。

これらは「打撃技」と一般的に呼ばれます。

総合格闘技では「打撃技」の他にも、様々な技術を導入できます。

「立ち技」と呼ばれる技術の中には、パンチやキックなどの「打撃技」の他に、相手を投げる「投げ技」の技術も含まれます。

また、「寝技」と呼ばれるグラウンド(足の裏以外がマットについた状態)では、「関節技」や「絞め技」と呼ばれる技術が必要になります。

つまり、必要となる技術が多岐に渡り、戦略も広がりがあることになります。

面白いのは、最近の総合格闘技の傾向です。

幼少期から「総合格闘技」にだけ、ひたすら取り組んでいました、という選手はそう多くないと思います。

ボクシングや空手、レスリング、柔術など、選手によって何かしらのバックボーンを持っていることが大半です。

そしてそれが選手ごとの強みになります。

一例では、昨年大晦日に試合をしていた堀口恭司選手(RIZINという大会に出場していました)は幼少期から空手(打撃技)を習っていました。

投げ技や寝技は、学校を卒業してから練習しています。

そのため30歳を過ぎる今でも、堀口選手の強みは「打撃技」です。

昨年大晦日の試合も「寝技」の技術は1秒も使いませんでした。

しかし、現代のMMAでは、どこか一部の技術に弱点があると、あっという間にそこを攻め込まれて勝負にならなくなってしまうのです。

以前のMMAは何かに偏った強みがあっても活躍することができました。

時代が変化しているのです。

そのため、試合で使うことが無い技術でも、総合的に高めていかなければならなりません

堀口選手も今では寝技も世界トップクラスの技術があると言われています。

 

🥚ビジネス・身体との共通点

では、それがビジネスや身体とどうつながるのでしょうか?

ビジネスの構成要素でも、水面下にあるものは様々だと思いますが、私が個人的に感じるのは「人間性」です。

売上など定量的な結果を出すことは得意だけれど、周囲の信頼が得られない。そんなリーダー(?)をよく目にしてきました。

そのような方は、ある一定時期までは結果が伸びたとしても、その先で頭打ちになってしまう気がします。

人間性は、はっきりと目に見える要素ではなく、本人が自主的にならない限り高まることはありません。

また、ビジネスモデルが特定の条件に偏っていて、自粛がはじまった昨年からの変化に対応できなかったビジネスも多くありました。

総合格闘技に置き換えれば、一部の偏りに対して角度を変えた攻撃をされて、一気に試合が崩壊してしまうようなものです。

そして、「身体」においては、運動・栄養・休養、これら人間としての基本がやはり大切だと思います。

どれかの要素にだけ偏った習慣があれば、身体がノックアウトされてしまいます。

 

本記事にのように、自分のかかわる物事を何かに置き換えて、定期的にセルフチェックしてみることが、変化に対する備えになる。そんな気がします。

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