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主観と客観で幸福度ランキングが180度逆転する話。

みなさんは全47都道府県幸福度ランキングというものをご存知でしょうか?

健康・文化・仕事・生活・教育を大枠として、75の指標で都道府県の幸福度を算出。

2012年以降、2020年まで5冊が東洋経済より発行(監修・寺島実郎/編者・日本総合研究所)されています。

2020年版は先月発売。

ちなみに健康分野の指標はこちら。


【医療・福祉】

・生活習慣病受療者数

・気分[感情]障害(うつ等)受療者数

・産科・産婦人科医師数ホームヘルパー数

・高齢者ボランティア活動者比率


【運動・体力】

・健康寿命

・平均歩数

・健康診査受診率

・体育・スポーツ施設数

・スポーツの活動時間


【健康分野ランキング】

1位 山梨県

2位 長野県

3位 三重県

個人的に縁ある千葉県と沖縄県はそれぞれ17位と11位でした。

そして、全体の幸福度ランキングでは千葉県27位、沖縄県はなんと44位(!)という結果になっていました。

沖縄県がそこまで下位になっている理由として、仕事・生活・教育の3指標が軒並み低水準と評価されている点がありました。

また、私にとっては楽しくて仕方なかった沖縄生活は、「余暇・娯楽」46位という評価になっていました。

その理由は評価方法にあります。

教育・娯楽の支出額、書籍購入額などが指標に含まれており、ゆいまーるで助け合いの文化がある沖縄県にはおよそ有利とはいえない指標だったからです。


↓46位の娯楽で最高に満喫していた人

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さて、こちらもご覧ください。

同時期に2020年度都道府県「幸福度」ランキングがダイヤモンドオンラインで紹介されていました。

こちらはブランド総合研究所が実施。

その結果はこちら。

 

沖縄県、2位。

千葉県、42位。

 

えっ!?

となりますよね。私はなりました。

その理由は同じく調査方法にあります。

住民に対し「あなたは幸せですか」という問いを投げかけ、「とても幸せ」「少し幸せ」「どちらでもない」「あまり幸せではない」「全く幸せではない」の5段階から1つ選んでもらった。回答はそれぞれ100点、75点、50点、25点、0点として全回答の平均を「幸福度」とした。

至ってシンプルな調査方法。

東洋経済発行のランキングは客観的、ダイヤモンドオンラインで紹介されていたランキングは主観が強く反映されています。

データやランキングはその根拠を知ることが大切だとよく分かります。

 

千葉県も沖縄県も、そのものはひとつ。
角度を変えると見え方も変わる。

主観を持つ。
その上で客観的な指標も参考にする。
一面的な見方はしない。
 
それが大切なことだと思います。

 

 

2018年沖縄の楽しい生活。詳細はこちらのブログで紹介しています。

 

 

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