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なにものにもこだわらない

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上手な文章を書く

 本日の記事は読書logになります。まずは先日購入したアウトプット大全より、なるほど……と思った一節をご紹介します。

 文章を書く上でインプットとアウトプットの他に重要になることは、フィードバックである。毎日沢山の文章を書いても、フィードバックが得られなければ、上達はしません。……。1番簡単なフィードバックは、SNSやブログに文章を書くことです。
「いいね!」数、アクセス数、そしてコメントは全てフィードバックに繋がります。ネットに文章を書くことは、「批判にさらされる」ことなので躊躇する人も多いのですが、誰にも読まれず、誰からも批判されない文章を百万字書いても、文章が上達することはありません。「読まれる」という緊張感が、集中力を高め、よりよい文章を書こうとすることで最高の刺激となります。

 これは能力を最大限に引き出す書き方の章にまとめられておりました。確かに、10代後半の頃は批判の声を恐れ、ネット上で意見を発信することを厭う時期がありました。親しい仲間内だけでコミュニティを作り意見交換する良さを知りつつ、これから先は広い視野を持つためにもフィードバックの必要性を認識した次第です。

 更に作者は、文章力を鍛える稽古をする前に、文章術の本を1冊読むことを薦めています。私自身、我流でnoteを続けていますので、教えに倣い購入してみようと思います。

「拘り」と「自由」

 次にご紹介するのは、PHP研究所より発売されているこちらの本です。

 森博嗣先生は、処女作である「すべてがFになる」を始め沢山の人気シリーズをお持ちの方です。主にミステリー小説、エッセイ、ご自身の趣味である鉄道関係の書物を執筆されております。

私が森先生の作品に出会ったのは高校1年の頃です。思春期真っ盛り、自我形成の最重要期を共に乗り越えてきた作品ですので、小説を通して私自身の人生観・ものの考え方へ大きな影響を与えて頂いたことは間違いありません。

 今回のエッセイは拘り・自由・生死・優しさの4つを主題に据え、決して正論にせず強要もせず、淡々と自論を展開してくださいます。

この本全てが私を全肯定してくれるバイブルのような内容ですが、この場では1点、書き留めておきたいと思います。

自由な存在であることは、お金がかかる。何かを生み出す作業は大変で、失敗する可能性もある。ただ作品が出来上がった時、そこにあるのは、まぎれもない世界唯一の作品であり、あなた自身も確実に成長するだろう。次の作品は、もっと良いものになるはずである。
現代人は、容易に楽しめるものへと流れがちである。そうしてもらえれば、商売になるので、楽しさを強調して、沢山のお楽しみセットが売られている。そんな支配を受けていることを、時々思い出した方が健全である。言葉は悪いが、金と言うのは自由を作る可能性を持っている。これを自分のために使えば、自分が自由になる。できるかぎり、売り出されている楽しさを買わないこと。自由になれば、それとは比べ物にならないほど大きな楽しさを味わうことが出来る。そして自分で作り出した楽しさは、あなたが生きている間、消えることがない。

 自由の中から楽しさを創り出すのは、他でもない自分自身なのだと言い聞かせ、前向きに日々を紡ぎ続けていけたら……、と読後の余韻に浸りながら呟きまして終わります。


読んでいただきありがとうございました。

Sora

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