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電子契約トップシェア『クラウドサイン』の強みとは?

はじめに

脱ハンコ・電子契約は、菅政権も政策の目玉としている1つです。その中でシェア率8割以上と圧倒的No.1 がクラウドサインです。私も取引先が使っているという事で最近使い始めたのですが、契約にかかる工数が格段に減りました。このサービスは弁護士ドットコム株式会社が運営しています。

サービス内容、ビジネスモデルもすごく良いなと思ったのでクラウドサインの強みをご紹介いたしたいと思います!

会社について(弁護士ドットコム株式会社)

2005年7月4日創業。

2014年東証マザーズ上場。

「専門家をもっと身近に」の理念のもと、専門家とつなぐポータルサイト「弁護士ドットコム」「税理士ドットコム」「ビジネスロイヤーズ」、Web完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」を提供。

私がお世話になっている税理士事務所も「税理士ドットコム」経由で紹介いただきました。

(2020年3月期決算)

売上:約41億円(前年比31.9%増)

経常利益:約3億9500万円(前年比22.6%減)

クラウドサインとは?

契約書の作成から締結、保管まで Web 上で完結。ユーザーは契約書のファイルをクラウドサイン上にアップロードし、相手方が契約内容を承認するだけで、契約締結が可能。

下記、2021年3月期第3四半期決算説明資料より

・売上は前年比2.6倍(年間売上高14.2億円を上回る見込み)

・業界シェア8割超

・導入企業数は14万社に到達

クラウドサインの強みと背景

政府による規制緩和・法律環境が整備されたことで電子契約の市場は急成長しています。あわせて競合の参入も非常に多い市場です。

そんな中、クラウドサインが8割以上のシェアを取れた理由はこれまでの既存事業で培ってきた士業ネットワークがあると思います。これほど弁護士業界やリーガルテックに特化している企業は中々ないでしょう。特に日本には、「紙と判子」の文化が強く残っています。だからこそ、どこの会社がやっているサービスなのか?という背景が重要視されています。「契約」に関わるサービスとなると単に使いやすい!安い!という理由は優先順位としてあまり高くないようですね。※当然無視できない部分ではありますが。

決裁者がターゲットという事でタクシー広告を出したり、無料プランでユーザーを増やしたりマーケティング施策は多々あるようですが他社と比べてそこまでテクニカルなものだとは思いませんでした。

これまでの常識や習慣を抜本的に変えるサービスですのでまだまだ障壁は出てくるでしょう。ただ、実際に使ってみて時間的にも費用的にもコスト削減でき、ユーザーのメリットは大きいと思います。全国の企業数は300万社以上あるので、まだまだ今後の成長が期待できるサービスの1つだと思います!

まとめ

今回はあまり戦略的な要素が少ない内容になってしまいました。確かにクラウドサインというサービスは競合が多い中、圧倒的なシェアを獲得し急成長しています。しかし、その背景には、これまでの既存事業でコツコツと独自のネットワークを構築してきた背景があります。これこそが信頼になっているのだと思いました。

事業展開するときには、ブランディングアプローチの施策を考えるなどテクニック的なことも大事ですが、自社が強い市場はどこなのか?そこで信頼されているのか?がより重要だと感じます。

まずは、目の前の顧客の期待に応え、信頼していただかないと先は無いですね!私も現在のWeb事業でしっかりと価値提供し続け信頼して頂けるよう頑張ります。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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