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風光る

「風光る」・・・春の季語
春に吹く風には、まるで光の粒子が多く含まれているよう。つまり光って見える。その光の粒子は生命の息吹や"春だ~"という喜びも含まれている。そういう意味の季語。

無職の一人暮らし。コロナで家にこもるのも疲れてきた。人混みは行けないから、すごい広い公園・川沿いをお散歩してきた。マスク&伊達眼鏡で。変なおじさん状態。

ツツジの花ってこんな綺麗なんだ。
えっ。タンポポもう咲いてるんだ。
植物の葉ってこんな生命力感じさせてくれるんだ。
水鳥でかいけど、案外可愛いんだ。
4月の風と日差しの組み合わせって、こんなに心地よいんだ。
薄水色の空、めっちゃ凜としているんだ。

コロナで僕ら人間は戦々恐々の中、自然はなんて強いんだろう。鮮やか何だろう。美しいんだろう。堂々としているんだろう。

なぜか知らないが、泣いちゃった。号泣しながらマスクしたおっさんが歩く。完全に変なおじさん状態。
でも、そんなおっさんにすら春の風は優しく当たり、光の粒子が包み込んでいくれる。嬉しいな。えへへ。

世間はまだ危機的状況だし、僕自身も今後は不安だらけだけど、こうして自然の中で自然を感じる事が出来て、今日は幸せ。

この小さな幸せが風に溶け込むと、また新たに"風光る"のかな。

そうなるといいな。

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