見出し画像

【たーぼうの教育ニュース】不登校特例校改め「学びの多様化学校」に 文科省が名称変更

 こんにちは!たーぼうです!

 この記事は、2023年の8月31日、教育新聞【不登校特例校改め「学びの多様化学校」に 文科省が名称変更】の記事を元に作成しています。


 
 不登校特例校の名称が変わった。

 不登校の児童生徒やその保護者たちは「不登校」という名称にこれまで多く苦しめられただろう。名称の変更はとても意義のあることだと思う。文部科学省もとても頑張っていると思った。名前を変更すると言うことは、意識改革の1つとしてとても有効な手段だと思う。(私の勤務校に生徒支援部に名称を変更したが、とても意義があったと思う。)


文部科学省より

 先日紹介した岐阜県草潤中学校について、塩瀬隆之先生は不登校の生徒を「学校に行かない宣言をした子たち」と呼ぶようにしたと仰っている。今回の変更は、その影響もあったのかもしれない。名称の変更でぜひ教育の質の改善が進んでほしいと思う。

 ただ、心配なのは「学びの多様化学校に任せればいい」という短絡的な発想になることだ。学校に行けない問題は様々な要因によって起こる。それは家庭や学校、教員、友人関係、経済的な理由など、様々な背景がある。まさに多様だ。



 学びの多様化学校に任せて、あとはそのままではいけない。社会全体の問題だ。また学校も、学びの多様化を限界はあるとは思うが、進めていかなければならない。学校組織全体が学びの多様化に対応をしていかなければいけない。

 もちろん限界はあるだろう。当然、状況によっては指導が必要となる場面もあるだろう。しかし、なるべく個別具体的な対応やサポートやチーム学校として、様々な場面で配慮ができる「ぬくもり」のある学校を作っていくことが求められていると思う。今回の名称変更があってもなくても、学びの多様化をサポートする政策はそもそも進めていくべきだ。

 現場は疲弊しているが、児童生徒たちの深刻な問題は続いている。様々な問題を同時進行的に処理するのは大変だが、それをするために、繰り返しになるが、もっと抜本的改革余白を生み出す努力を進めていかなければならないと思う。これは文部科学省に引き続き取り組んでほしい。もちろん私たちも。

 これからは「生徒支援」の時代だ。

 問題行動のある児童生徒だけを相手にするのではなく、様々な児童生徒を相手にする必要がある。まだまだできることはあるし、文部科学省も大変だろうが頑張っているなと思った。私も同様に、現場で生徒を時に厳しく、そして時に優しく、しっかりと向き合いたいと思った。

■元の記事

■学びの多様化校

■塩瀬隆之先生の記事


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?