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「マンク」30年代ハリウッドの闇

「市民ケーン」共同脚本家ハーマン・J・マンキウィッツ
の同作執筆の裏事情をデイヴィッド・フィンチャー
得意なドキュメントなタッチで見せる傑作
メチャメチャ面白いです

ハリウッドとメディアと政治の癒着をバラしてる
「市民ケーン」がそこまでメジャーでないRKO制作
なのも腑に落ちる
ハーマンが経験した30年代ハリウッドでのエピソードが
回想形式で語られる。
実話ベースとクレジットされないので真偽はともかく
面白いし如何にも有りそうです

実名多数登場するので何者かを押さえておく必要は
ありますが主要人物は差し置いて一番重要なのは
アプトン・シンクレアかと
ビル・ナイ演じて多分背中越しのワンシーンだけです。
ハリウッド、メディアの権力者に取って彼の思想が
どれだけ危険だったのか
カリフォルニア州知事選に立候補したシンクレアを
あの手この手を使って潰しにかかる
この流れは戦後の赤狩りへと進むと思われます

ウェルズとハーマンどちらが持ち掛けたかは謎
ハーマンのアイディアに天才ホラ吹きウェルズが
乗っかったように思いますが

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