シャチ

読書日記と長いひとりごと 看護師

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眠れない理由

 たっぷりのお湯が入っている浴槽の栓を抜くと渦を巻いて水が出ていく。私の抱く不安はその渦とよく似ていた。  その日の夜、私は上手く寝付くことが出来なかった。新しいバイトに応募したが雇ってくれるのかが不安なのか、次の日の学校が不安なのか、眠れないことが不安なの心当たりのある要素があり過ぎてわからなくなっていた。  目をつぶると、私は停車の知らない山の手線の列車に乗っていた。同じところをぐるぐると回り続けていてその揺れに酔っていた。目を開けるとその酔は覚めた。

    • 自分をうまく肯定できなくて苦しい

       過度なダイエットが摂食障害招き、健康を脅かす。さらに、それは身体面だけでなく、精神面にも大きな影を落とす。  ファッション雑誌や広告では細くて、華奢なモデルを採用する。若い、女性向けの服はウエストや足が細く絞られる。 女性=細くて、華奢で守られるような存在という意味付けなのだろうか。  私の母は食育がしっかりしていて、朝昼晩とご飯を作ったり買ったりしてくれていた。父方、母方の祖母たちも孫に「食べな、食べな」とたくさん食べてもらいたい人たち。時々、行く母方の祖母の家に帰省す

      • 働いてて自分どう?

        働いて、そろそろ三ヶ月。色々と思うことがあるのでここに書いておく。 看護師免許は発行するのに半年くらいはかかるらしいく、4月の中旬から下旬に免許証の代理のハガキが来る。そのハガキがないと看護記録は書けない。だから4月中は記録は書かないで、オムツ交換をしたり、検温したりしいた。学生の時は看護師か、教員がいる場合にはオムツ交換とか清拭をやっても良いというルールなのだが、私は新卒ということもあり、オムツ交換や移乗、の時は必ず、他の看護師に声をかけ、見守りや手伝ってもらいつつ行ってい

        • 着飾る理由

          メイクが好きだ。けれど、メイクそのものは好きでは無い。服も同様に着飾っている自分が好きだ。目元がキラキラしていて自信がありそうにみえる。 本当はそんなことないのに。メイクや服から力を貰っている。 何もしていない、すっぴんの自分でも自信を持ちたかった。できれば、そのままの見た目でも自分を愛したい。 すっぴん姿の自分が嫌いなわけではない。ただ、化粧している自分の方が好きなだけ。"化粧をする"という行為そのものが自分の気持ちを高揚させ、その日が楽しくなるように祈るのだ。そう

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        眠れない理由

          集中に必要なものは?

          1月上旬にインフルAに罹った。熱が40度近く出て、意識が朦朧としたけど、何とか職場の上司に電話する。息が切れ切れで、言葉と言葉の間に深呼吸をしないと話せなかった。 病院に行くように言われたのでチャリで行ったんだけど、それもしんどかった。 2.3日すると熱も下がって徐々に食欲も出て、母親におじやを作ってもらい食べる。食べたあとお腹が温かくなり、瞼が下りてくる。 熱が出て、寝ているとドバドバ汗をかくので家中のスエットを、探し出した。久しぶりにお風呂に入る。体を洗っているだけ

          集中に必要なものは?

          私、これでいいの?

          入社して8ヶ月が経った。日勤、夜勤の業務にともに慣れると同時に周囲の声が聞こえたり、様子に合わせて動けるようになってきた。 入社当初は周囲の人と上手くコミュニケーションが取れなかったり、不自然な報連相をしたりと不慣れさ全開なのだ。しかし、今は要点を掴んできたし職場の人がどんな風に仕事をするのかも把握もしている。だからこそ、思う。流れて仕事をしているな、と。 集中力がないというか、緊張感がないというか…。流れるプールで浮き輪に乗ってぷかぷかうき流れてる。ふわふわ〜 私の教

          私、これでいいの?

          私の甥

           私に甥ができた。21歳学生の私。お腹の中にいた彼を楽しみにしていた。  しかし、実際のところ何度か抱っこしたりオムツをかえることをしたら私は満足したが、甥に対して可愛いと思わなかった。  母子共に健康であることはとても良かったと思うけれど、甥っ子に対して祝福できない。新しく生まれた親戚を可愛く思えない。  無償の愛というのは自分の子供だから生まれるんだろうな。私は一介の叔母だからなんの愛情もない。他人。甥っ子だけど他人。  違国日記という漫画で主人公の親が死んだため、

          タトゥーを入れて気がついたこと

          タトゥーを入れた。 元々、タトゥーを入れてる人が好きで、悩みに悩んだけれどこんなに悩んでるのなら入れたいってことかと思って彫ることにした 天使を彫った。 その天使は祈り、穏やかな表情をしている。私に何があっても祈ってて欲しい。生きていると良いことも悪いことも起こるけれどそれを全て祈り、見守っていてねという意味を込めた。言わば、私の味方でお守りだ。 入れてる時は刺すように痛くて(実際刺してるし)辛かった。けれど、自分の身体に消えない絵があると元気が出てくる。 お風呂

          タトゥーを入れて気がついたこと

          夜勤って夜勤って…

          10月になり、入社して半年が経ったとともに夜勤が開始された。毎年、新卒の人達はこのタイミングで始まるみたい。 正直なところ、夜勤は不安だ。日常生活において夜遅くまで起きてることはほとんどない。0時には寝てしまう。先輩がマンツーマンでついてくれるとは言え、慣れない業務に慣れない時間帯。二重苦。 罪悪感のない夜更かしは私を愉快にさせたが、身体の方は愉快では無さそうだった。 生きながら死んでゆく。 なべの中に命という名前の水をたっぷり入れる。それを弱火でコトコト火にかける。そ

          夜勤って夜勤って…

          ダイエット

          私の同級生に今までダイエットをしたことないという人がいて、とても驚いた。そんな人が存在するのか、と。 私はずっとずっとずっと自分の体型が許せない。いや、許すことができない。足の付け根にある豊かな脂肪、二の腕をつまむと柔らかい贅肉、笑った時、頬から浮き出る肉。 ダイエットをすればその肉は落ちるけど、それと同時に自分の体型を強く意識することになる。 好き嫌いを意識すればするほどそれは黒い塊になり、執着することに繋がる。 私は自分の体型が上手く許すことができない。それなら、相

          ダイエット

          逃げたい気持ち

           先日、文喫という有料の本屋さんに行った。普通の本屋さんと違って規則的に文庫本、単行本、出版社で分かれておらず、不規則に陳列されているので普段はとらないような本を見ることができる。  私は漫画が好きなので漫画コーナーに足を運んだ。北北西に曇と往けという漫画がよかった。舞台がアイスランドという北にある国で、行ったことがなかったので行きたくなった。自然の描写が多かった。主人公の叔父のジャックが『自然と共生しているんだ』と言っていて過去、現在、未来を含んだ目元がそれを物語っていた

          逃げたい気持ち

          眠るのがこわい

          最近つかれが溜まっている。寝ても寝てもまぶたが降りてきそうなほどだ。 先週の私は寝つきが悪く、布団に潜っても二、三時間はゴロゴロしたままで苦しかった。私としては眠りたかったけれど、怖くて寝れない。  先週、眠るのが怖くて寝なきゃ行けないのに眠れない。まだ怖い夢をみて眠れない、という方がなんだか納得はできる気がする。寝てもないのに私は、恐怖を覚えるのだ。 目を閉じて、眠ろうとする時、奥からーがこちらを覗いて目が合う。話しかけても応えない。姿形も周囲が暗くて見えない。しかし

          眠るのがこわい

          私の好きな人についての語り

          私は恋人というより、絶対的に味方でいてくれる仲間がほしい。だから、彼氏が欲しいのかと考える時、少し戸惑ってしまう。 そんなこと自分にしかわからんだろうと思うかも知れない。逆に聞きたいんだけど、どういう時に彼氏あるいは彼女が欲しいと考えるのだろうか。それが知りたい。 私に好きな人はいる。 中3の時に初めて同じクラスになった、なっちゃん。 なっちゃんと初めて話したのはその1年前、同じ部活の子に保健の教科書を仮に行ったらその子は持ってなかった。だけど、なっちゃんがたまたま持って

          私の好きな人についての語り

          占いブーム

          占いに凝ってる。タロットや宇宙惑星ではなく、しいたけうらないがお気に入り。知ってる? マツコ会議でも特集されていた。その時に、マツコさんも絶賛というか、当たってる!と言っていたので私も見るようになった。 まずは、週間しいたけ.占い。1週間ごとに各星座の占いと運勢をオーラカラーで教えてくれる。 しいたけさんはnoteで月ごとに各星座の占いをしてくれている。それは有料マガジンだったから買おうか買わないかずっと悩んでた。無料の部分もあるのでそこを読んでいるうちに、やっぱり知

          占いブーム

          私の4/3

          朝起きてトイレに行く。トイレにはなぜか部屋いっぱいのナースカート(看護師さんが使うパソコンとか医療用のテープとかを載せているカートのこと)があり、狭い。 いつも通り(?)、用を足そうとしたらなかなか出し切れない。なんでだ?と思いつつ、膀胱が空になるように力をいれる。チョロチョロとしか出ない。 という夢だった。 朝、9:30に起床。漏らしてないか布団が濡れてないか確認し、安心する。 11:00、となりの駅にある図書館へ。これと言って特別読みたい本がある訳では無い。ふらふら

          頭の中に音楽が流れてきて仕方ない。本を読む時、時々流れてくる。結構好きな曲なので最後まで聞きたいけど、本を読みたい。

          頭の中に音楽が流れてきて仕方ない。本を読む時、時々流れてくる。結構好きな曲なので最後まで聞きたいけど、本を読みたい。