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超自習室-自習力でstayhomeを味方につける⑥ながら学習を移動時間のルーティーンに取り入れる/元塾教師

『6分あったら、執筆します。』
1日19時間の勉強で東大に合格した才色兼備の美女 山口真由さんが 以前テレビ番組の中でそんなふうにおっしゃっていたのを聞いたことがあります。
彼女に限らず、人生で出会う人を変えることができるかどうかは、全て移動時間や隙間時間に決まっていると言ってもいいほど、無駄を削って学びにあてている人の生産性は高い。

かくいう私も数年前まで、仕事が終わっては部下を連れて飲み屋に繰り出し、次の日のスタートが著しく遅く始まるという負のスパイラルの見本のような生活を送っていました。とはいえ体力だけはあったので、仕事に問題が出ない分『このままでも悪くはないし、飲み会もでてフルに仕事もしてむしろ頑張っている方じゃないか』という、昭和のような価値観のまま部下を道連れに飲み歩いていた頃もありました。

そんな中で学びの意識を持つようになったのは、やはり自分が初めて勉強するためにお金を使うという経験をするようになってからでした。
仕事で行き詰まった時、突破口を見つけるために通い始めたブランディング講座、そこで初めて自己投資をしている人たちの、日常生活に占める学びのための時間の多さにはじめの頃は驚きを隠せませんでした。

そこで、いわゆる『ビジネスのための』勉強として仕事以外の時間以外で学びの時間を作るようになったのが、2019年の5月でした。

隙間時間にできること、と言ってもその種類はさまざまで
・動画視聴
・スマホのメモを使って文章を作成する
・手帳を見ながらやることの見直しや整理
・SNSなどの更新作業
・ネット上の手続き
・本を読む
・新しい企画を考える
など、手帳とスマホがあれば大体解決できることをいかに無駄なく
予定に組み込んでいくか、慣れてしまえば意外と苦もなく、サクサクと進んでいく感覚が楽しくなって行きました。


特に仕事の繁忙期など、なかなか腰を据えて作業に集中できない期間は手をつけやすい動画での学習を重宝していました。
・勉強が苦手な人でも取り組みやすい
・移動時間に他のことをやりながらでもできる

会社の中から一歩も出たことがない、そんな私でも生活の中に自分のための勉強を毎日少しづつ組み込む生活に変えたことで、講師業のサポート業務や出版のアテンドなど、現在は全く異なる職種で活動することが可能になりました。

隙間学習を進めていくと、段階によってその内容は少しづつ変わっていきます。勉強し始めた時期と数ヶ月経ってからでは、同じ隙間の時間でもこんなふうにある段階から自分で調整を感じるようになったのです。

ステップ1 隙間でできる動画学習を生活に組み込む
□朝:出版アテンドのシュミレーション動画学習
   話すことを仕事にしているメンターの講演動画を見る
目的:同じ話ができるようになるように繰り返し視聴しながら呟く

□自宅から最寄り駅までの間:SNS発信の仕方などを動画を見る
会社についてから始業までの時間:掃除をしながらライブ配信を視聴し、どうやって商品を作って販売するまでの導線を作るのか を勉強していました。

学習初期はInstagramやFacebook自体を使ったことがなかったので、『なぜそれは必要なのか』『どうやって使うのか』『どんな目的でみんな使っているのか』を知るところからスタートしました。


ステップ2 隙間でできることを動画から作業に変えていく
□朝:細々とした仕事の準備 記事作成 コンテンツ作成のお手伝い
(著者として活動している方の裏方業務を担当させてもらうようにしていました。)
□自宅から最寄り駅までの時間:徒歩での通勤を増やし、スマホでできる情報の収集、SNSの発信や返信

ステップ3 ほぼYOUTUBEを見ない 作業が9割 動画学習が1割(仕事に必要な教材のみ)
徐々に動画を視聴する時間を作業時間へと切り替えて行きました。
ルーティンとそうでない作業を大まかに分ける時、
・インプット(専門分野の知識や情勢の把握)
・アウトプット(SNS投稿や記事作成など)

ステップ3の段階で削ぎ落としたものとしては、
・ライブ配信やYOUTUBE
がありました。視聴する時間を削って作業に充てる、この切り替えが一気に進んだのが、学習をスタートしてからおよそ半年後でした。

このように、時期や段階によって動画学習にかかる時間や工数は徐々に調整が必要になります。

(1)自分の学習メニューは週単位で調整を行い、これはいらないかなと思うものはどんどん外していく
(2)息を吸って吐くのと同じように、インプットしたらアウトプットする
(3)インプットの時間を徐々に短く濃くしていく

同じ24時間をより密度の濃いものにしていくために、1週間に一度の学習メニュー見直しはとてもおすすめです。
自分の段階に合わせてどんどん外へ出していく作業を増やしていく
そうすることで、学んだことが自分と外界をつなぐ大きなチャンスを運んできてくれるかもしれません。

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