がん経験者のリアルな生活
治療・副作用
できるだけポジティブに
・「２人に１人はがんになる時代だから、若い方が治療に耐えられる体力あるやん！」とできるだけポジティブに考えるように努めていました。
・治療が落ち着いたら温泉に行こう！など、楽しい目標も考えて乗り越えてきました。（P10・岸田さん）
お医者さんの言いなりにならなくていい
・痛み止めを飲んで、そのために胃薬を飲んで、そのために肝臓の薬を飲んで‥。で、その時に思ったのが「これは我慢できる」・「これは効かない」と思ったら、お医者さんに「やめたい」って相談して飲む薬を減らしたのは個人的に良かったです。（P11）
なすがままとりあえず頑張ってきました。
副作用との付き合い方は出てきた時随時考える
・実際のところ、人によって副作用の内容は違う。
・だから「副作用を全部どうにかしなきゃ」と身構えるより、出てきた時に随時対応を考えるのが良かったかなと思ってます
このまま治療を継続すると生活の質がかなり落ちる。も判断の一つ
・（治療を変えると副作用が３つは残ってしまうけど）「この３つを頑張ればなんとかいけるな！」と思った。
・そこから仕事も波に乗ってきた感じです。（P 15）
仕事
「押し活したい」という方に心が向いた
・バリバリ働くよりも「家族との時間を大切にしたい。」「押し活したい」という方に心が向いた。
・どうやったらお金を稼ぎながら自分の時間を作るかを考えていた。（P 45）
お金
あまり考えてなかったというか、集計してないです。
・「お金がどのくらいかかったか」というのは、後で見るとショックだから、あまり考えてなかったというか、集計してないです。（P 64）
明日の心配ができるのは元気な証拠
・当然収入は減った。貯金を切り崩していた。
・ただ「貯金がなくなるくらいまで生きていられるんだったらいいな」
・「貯金がなくなって、明日食べるものがないかも」と心配になっても、そういう心配ができるのは元気な証拠だからいいじゃん。って。
・そんな感じで、いまも生きています。（P 64）
クレジットカードで支払ってポイントを貯めている
・いつかブラックカードのお誘い来るんちゃうかな？（笑）。
・高額医療制度で事前に申請して治療費もらうこともできるけど、ポイントを貯めたいから、俺は事後申請にしてる。
・ポイントが貯まっていく楽しさとか喜びって大切やな〜って思います。（P61）
「プリウスを買ったんだ！私は！」（笑）
・がん保険に入っていたけど古いタイプだった。
・一時金はもらえたけど、300万円は自腹で「プリウスを買ったんだ！私は！」と思うようにした。人生で一番高い買い物でしたね（笑）（P 65）
恋愛・結婚
がんのことをいじってくれる友達と街コンに参加した
・舌がんって事を限られた時間にいかに面白く伝えるか見たいなことをしていて。（笑）
・傷がどうしてもあるのと、もごもご話すことになるので、先に言ってしまった方がいいかなって。舌がんの人が現れてくれないかなって思ってます。（p83）
不妊治療や癌治療を経て、子どもがいない人生を楽しむようになった
・元々、妊娠しずらい体で、不妊治療している時に癌になった
・凍結保存できる病院を問い合わせたけど、スケジュールや金額を聞いて子どもは諦めることに。
・今は、凹むこともありますが「しょうがない！」と思って、子どもがいない人生を楽しむようにしています。（p94）
食事
「アドバイスありがとう！今は〇〇（主治医）を信頼して治療しているから大丈夫！」
・「4つ足の動物のお肉はよくない」といった情報がある一方、ベジタリアンの人が癌になったと聞いて「あえ？お肉食べてないのに！？」と気づくわけです。
食事に気を付けることは悪いことじゃない。程よく取り入れる
・バランスよく食べるのはいいん
・行きすぎちゃうことが問題なんです
「健康的に・ストレスなく」
・なんでも極端にやりすぎるとストレスになるので、好きなものを美味しく食べて、ストレスがない様に生活することを心がけています。（p122）
好きなものを食べることでモチベーションを上げた
・健康のことは考えすぎず、今までの食事をしていました（今でもそうです！）
・ジャンクフードなどもちろん食べていましたし、それが私にとって治療を続けるモチベーションになりました。
・基本的に先生からも何も言われてなければ、食べたいものは食べた方がいいと思ってます。何より体力が大切ですから！（p123）
周りからのアドバイスはあまり意識しないようにしている
・周りが食事について色々アドバイスを言ってくる
・ただ、僕は普通の生活ができたらいいんですよね。
・変に「僕は病気になったから〇〇を食べているんだ」って思うと「自分は病気なんだ」って毎回思い出してしまう。
・だから、周りの言葉とかは気にしないようにしている。
その他
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