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短編

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短編小説【夏のいたずら】

短編小説【夏のいたずら】

しょうもない時間だった。

でも、どうしようもなく愛おしかった。

彼と一緒にコンビニに入る。

効いているような、いないような、体温に近い冷房が体にまとわりつく。

火照りをとってもらいたいのに、本当に役立たず。

「新発売だって」

彼が立ち止まる。

アイスキャンディーが目につく。

「これ、味違うのふたつ買おう」

私は小さく頷いて、彼からぶどう味のアイスキャンディーを受け取った。

彼は

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