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キャッシュレス好きがタイ旅行の決済事情を調べてみた

こんにちは!愛知県刈谷市の税理士、榊原です。
お盆を過ぎたにもかかわらず、依然と猛暑が続きますね。

私は、お盆休みにタイのバンコクへ家族旅行に行ってきました。

実はキャッシュレス決済が大好きで日本ではほとんどクレジットカードかQRコード決済で生活しており、財布を持ち歩かないようになりたいと考えています。

今回は税金から離れて、クレジットカードを中心としたタイのキャッシュレス事情についてご紹介したいと思います。


1.タイでキャッシュレス旅行はほぼ不可能

タイではキャッシュレスのみで旅行するのは難しいです。
まだまだ現金決済が中心で、首都バンコクだと一部であればクレジットカードが利用できましたが、クレジットカード中心で旅行するのは難しい印象です。

タイではタイバーツというお金を使用します。ここではタイバーツのことをTHBと表現します。

2.クレジットカードが利用できた所

  • セブンイレブン
    バンコクにはいたるところにセブンイレブンがあり、こちらはタッチレス決済やApple Payも使えました。

  • ローソン
    ローソンはセブンイレブンほどはありません。

  • タイの地下鉄「MRT」
    MRTはタッチレス決済可能ですが、アップルペイは対応していません。

  • 日系ホテルなどのホテル(国際ホテルグループでは問題なく利用可能)

  • 日系日本食店(しゃぶしゃぶ、すきやき、うどん、そば天ぷらなども多いし、案外美味しいよ!)

  • 観光客が多く行く土産物店(アジアンティークなど)

  • サムアイ地区やアソーク地区などにある百貨店等

スクンビット地区やトンロー地区などは日本人が多く住んでおり、クレジットカードを利用できるところは多いです。

ただし、露店や現地のマッサージ店などは利用できないところが多い印象なので、事前にクレジットカードが利用できるか尋ねましょう。

3.MRTはタッチレス決済対応

MRTはバンコクの地下鉄です。

改札機にタッチパネルが設置してあり、自分のクレジットカードがタッチレス決済に対応していればそのままチャージする必要もなく決済できます。
日本の交通系ICカードの感覚で利用できて便利です。

ただしVISAやMasterCardのみ対応しています。

MRTと同じくバンコクの交通手段であるBTS(スカイトレイン)は基本的に現金で乗車カードを購入しますが、ワンデイパスを購入する際はクレジットカードを利用できます。

そのほかの交通だと、タクシーは対応しているところもありますが、トゥクトゥクやバスは利用できませんでした。

※トゥクトゥクは相場よりも料金を多く取られる恐れがあります。300THB以上提示されたら、ぼったくりの可能性がありますので、乗車前に目的地をしっかりと伝え料金を確認してから乗車しましょう!

4.パタヤやアユタヤといった地方はどうか

地方になると、クレジットカード決済はほぼできません。
ただし、食事代などの単価も50THB前後(日本円で約200円前後)と安価なため対応していないのもしかたないかもしれません。

タイの地方ではトイレは有料で、2THBから10THB程度支払う必要があり、紙も別途購入しなければなりません。

筆者は常にウェットティッシュを持参しているため、紙がない!ということにはなりませんでしたが、注意してください。

※トイレにはなぜかシャワーヘッドや水瓶が設置してあり、「これは、どう使うんだ?」まさか……といったことがあり、衛生的に苦手な人もいるかもしれません。

5.国際カードブランドのおすすめ

断然VISAとMasterCardです。
クレジットカードが利用できる場所といえば、VISAとMasterCardに対応していると考えていいでしょう。

バンコクでは日系企業の進出が進んでおり、町のいたるところで日本語の看板や日本企業のお店を見かけます。
そのためか、案外JCB(デビットカード含め)も利用できる場所が多いです。

ただ同じTE系カードのAmerican ExpressとDinersは使える場がありません。
この2つはホテルか空港の免税店くらいしか利用できません。
※私が感じた印象ですが、タイではAMEXやDinersというカード会社自体あまり知られていないかものしれません。またクレジットカードでの決済機会が少なく、クレジットカードそのものを店員の方が知らないケースもありました。

※意外だったのがイオンカードの加盟店もありました。イオンカードは東南アジアを中心に10か国進出しており、国際ブランドとまではいかなくとも、利用できるお店が多い印象で、他国でもAEONカードの看板を見かけることがあります。そのため、個人的にはイオンカードは海外旅行でもおすすめです。ポイント還元率は低めで、イオンモールといったイオングループ店が近くにないと魅力がありませんが、カード所有者の方は海外でも役に立つと思います。

https://www.aeonfinancial.co.jp/corp/overseas/

6.ナンバーレスカードの注意点

最近流行のナンバーレスカード、お持ちかの方も多いと思います。
ナンバーレスカードは2タイプに区分できます。
番号類が裏面に集約されている片面ナンバーカードと番号類が一切記載されていない両面ナンバーレスカードです。

旅行時には、片面ナンバーレスカードカードがあるといいです。

※個人的には片面ナンバーレスカードは、カード情報の読み取りリスクがあるためおすすめしませんが。^^;

なぜなら、海外や日本の一部のホテルではデポジットとして1万円程度を預け入れるケースがあり、その際にクレジットカードを利用する場合にはカード番号を控えられます。番号の記載がない完全ナンバーレスカードの場合、アプリで提示してもナンバーがないため利用できないとと断られてしまう場合があります。

またホテルによっては、デポジット関係なく、クレジットカードのナンバーを控えるところもあるようなので、番号があるクレジットカードか片面ナンバーレスカードがおすすめです。

7.QRコード決済はできない

QRコード決済の利用はあまり進んでいない印象です。

タイ人向けQRコード決済システムや中国系のアリペイなどの決済手段は対応しているものの、利用している人はほとんど見かけませんでした。当然ながらPayPayやRakuten PAYなどの日本人が普段使っているようなQRコード決済には対応していません。

ただし、タイでもLINEは普及しており。LINE Pay(タイ国内向けのみ)は利用できるみたいですので、いずれ日本人旅行客は海外でLINE Payも利用できるようになるかもしれませんね。今後に期待します!

ちなみに、他国だと台湾では使えたケースもあるようですが、公式には対応していないようです。

8.用意する現金の目安

現金については、最低5万から10万円程度準備しておくと安心です。

円を持っていればバンコク市内や観光地の要所要所に、両替所があるため、パスポートを持参すれば簡単に両替できます。レートもバンコク市内の方がお得です。

空港からの目的地の交通費程度を空港で両替し、あとは必要な分を都度両替所で両替するのがよいと思います。(両替所は事前にチェックしておきましょう。地方ですと、両替所が営業していないケースもあるため)

ちなみに、面倒だ!ということで、まとめて両替するのは、余った現金を再両替するときにレートがかなり悪くなってしまうため、おすすめしません。

9.タイのチップの相場

タイの観光地ではチップを払います。明確なルールはありませんが、およそ20THB程度から購入物の10%程度が相場の印象です。
ホテルなどでは別途チップを記入する欄があったりもしますが、サービスの満足度に応じて支払えばよいでしょう。

※タイの人は商売上手で、ついついお金を使いたくなってしまいます。また日本より通貨単位が低いため、あまり高額にはならないだろうと思ってしまいがちですが、1THBを4倍すると、日本円で16円になります。(2023年8月現在)油断すると、あっという間にお財布が空になってしまいます(苦笑)

さいごに


タイ旅行を振り返りつつ、お金にまつわる情報をまとめてみました。
初めて投稿した旅行記事はいかがだったでしょうか?

旅行前にはしっかりと現金を用意しておき、クレジットカード決済を上手に活用しながら、タイの魅力を存分に楽しんでいただければと思います。

準備万端なら、素晴らしい旅行になること間違いありませんね!

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