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【官能小説】放課後は社会勉強19〜想像の中の私は何されてるんですか?

「な、ないですっ…」
全くないとは言い切れないと思うけど…私は高校入学時、通勤電車ものすごい混雑に辟易して、早めの電車でいちばん後ろの車両とか女性専用車両に乗るようにしているから…
『そっかぁ、でも毎朝乗り合わせる男のヒトたちはこの女子高生ことカワイイなぁって眺めてるんだよ』
「えー?」
『整った顔立ちに長い黒髪…スタイルもよくて…制服からもう麗青高校っていうのは割れてるから…正に才色兼備の女子高生の地域代表だってね』
「…そんなことは…」
『男供は朝から漲るんだ。あの女子高生、彼氏いるのかなぁ?とか、経験あるのかなぁ?とか…』
「やだぁ…」
『どんなエッチしちゃうのかなぁ?とか、どんなふうに攻めちゃおうかなぁ?とか…』
「そんな…」
『キミは男のヒトたちの想像の中ではもう相当な目に遭っているんだ。視姦されてるんだ』
シカン?
『何十人、何百人の男に…もしかしたら一度に何十人もの男から弄ばれたこともあるのかもしれない』
「そういうの…ヤダァ…」
『その中には女のヒトも…』
「…?…」
『だって、あのアイドルグループのセンターのコ、男のヒトたちの妄想の中でどうされていると思う?』
「どうって…」
『想像つくでしょ?だとしたら、ルックスバツグンの大里柚香さんだったら勝手に写真まで撮られて…』
ゆずかだって憧れる同年代のステキな方々。
それに対して余計な見方を私に加えられる。
純粋に見れなくなっちゃう…
『そういえば、街歩いててスカウトとかされたことないの?』
「ないです」
あるって言ったら話し長くなる。
『果たして、その正体は…キャナルコーヒーでアルバイトをする真面目な学生さんだった』
「……」
『例えば、放課後〈あの女子高生カワイイな〉ってキミのことをつけていた男がいて、駅ビルの通用口に入っていったら〈どのショップで働いているのかな?〉ってなるよね?そうしたら、あのキャナルコーヒーで可愛らしいユニフォームを着けてショップにいたら、男はサービスしてもらいたくなっちゃうよね?』
「ィャァッ」
『放課後、清純派真面目美少女の大里柚香さんは麗青高校の制服からキャナルコーヒーの制服に着替えて、たくさんの客をもてなしていた』
耳元で囁かれ、私の瞼の中のスクリーンはその状況を克明に映像化してしまう。
『しかしある時、店内でトラブルが発生して、あるお客様に迷惑をかけてしまう』
今の私はキャナルコーヒーのウェイトレスさん?
今の私は男のヒトと電話するただの女子高生?
『本当にピュアな真面目ウェイトレスさんは正社員ではなく学生アルバイトだけれども、そんなワクは気にせず、、私生活でも不便をかけたお客様に対し、可能な限りのリカバリをしようと…』
カノウナカギリ?
『下の唇はまだ何も知らない女の子が、上の唇を使って男のヒトにご奉仕する』
ナニモシラナイオンナノコガ?


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