100円のコーラを1000円で売る方法② まとめ

やらないことを決める差別化戦略
リーダー企業は、下位企業が”差別化戦略”を仕掛けてくると、それを真似した”模倣戦略”を取ることが多い。

リーダー企業が真似できないくらい、徹底的に差別化を図る。

戦略は「何をやらないか」を決めるために立てる。
※物事はすべてトレードオフの考え方。

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画像引用元:https://hodai.globis.co.jp/courses/c69908c3

創発戦略
創発戦略…最初は戦略をしっかりと考える一方で、メンバーがいろいろ試行錯誤して学びながら、より良いものを仕上げていく戦略。

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画像引用元:https://keiei-manabu.com/strategy/emergent-strategy.html

参入障壁の築き方
他者の真似をして拡大するのではなく、差別化をさらに推し進めて極める。

顧客を熟知している圧倒的勝者がいて、しかも市場規模が小さくて参入しても旨味が小さいので他社もあえてこの市場に参入しようとしない。

その商品を使って価値を得るユーザーがどれだけ満足しているかが大切。

顧客に関する知識と、それに応える技術(ノウハウ)で、競合他社が参入できないよう、高い障壁を作る。

■参考動画

引用元:https://www.kaizen-base.com/contents/str-43006/

大友的編集後記
前回が一巻目で、今回二巻目を読了。もちろん三巻目も購入済み。
ストーリー仕立てなので、次回が気になり小説感覚でサクサク読めて、気づきを得られるので、マーケティングの基礎を学ぶ上では良い。

自分たちの顧客やユーザーが本当に望んでいるものが何か、とことん考え抜くことが大事。
本書内で何度か協調されていた通り、顧客中心に考える必要性を説いている。最近のセミナーや著書でも聞くことは多いと思うが、ここは事業会社だからこそできることで、やるべきこと。

どうしても支援会社だとこの視点は浅くなることと、デジタルマーケティングのようなツールドリブンな設計に陥りがち。
主人公も大掛かりな宣伝を打とうとする度にそこではないと止められているように、提案側も受ける側も本質が何か、宣伝の前になにをすべきか足並みをそろえてプロジェクトを進めていくべき。


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