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MBA マーケティング 1

マーケテイングの意義とプロセス
マーケティングの役割は、市場の変化を敏感に捉え、顧客ニーズや顧客満足を中心に置いた「買ってもらえる仕組み」を組織内に構築することである。

その究極の目的は、顧客が対価を払っても良いと思える価値を効率的に提供し、顧客満足を得ながら企業利益を最大化していくことにある。

顧客の視点でマーケティング方法を見直し、企業に長く利益をもたらしてくれるよう、長期的な関係を築いていくことが重要。
市場の成長や競争状況の変化に応じて変わる顧客のニーズを的確に把握し、臨機応変に対応していかなければ、企業は生き残れない。

ニーズ :様々な事柄に対して人間が感じる「満たされない状態」のこと。
ウォンツ:「具体的な製品・サービスへの欲求」を意味している。

マーケティングの中心課題は、顧客の本質的なニーズを捉え、具体的なウォンツに繋げることである。また、顧客がより評価する付加価値に思いをめぐらせることが大切。

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画像引用元:https://www.tdb.co.jp/knowledge/marketing/02.html

重視すべき指標が定まったなら、できる限り数値化する。売上なら量や金額、利益なら率や絶対額、シェアなら占有率や変化率といった細かな設定が望まれる。

マーケティング戦略は全社戦略、あるいは事業戦略やブランド戦略に沿った形で、策定・実行しなくてはならない。(マーケティングの観点のみで判断することはできない)
また、効果的に実行していくためには、組織構造、職務設計、人事システム、人員配置などの仕組みとの整合性にも留意した方が良い。


環境分析と市場機会の発見
マーケティング環境分析の目的は、外部環境と内部環境を分析して、市場における機会や脅威を明らかにし、自社にとっての機会と戦略の方向を探ることにある。市場の機会は、マーケティング環境の中に「ある」ものではなく、発見した事実をもとに、「創り出す」ものである。

環境分析では、起こっている事象をもとに現状を正確に把握し、必要な情報を取捨選択し、それらを深い洞察力を持って解釈すること(外部分析)により、市場の機会と脅威を見出す。並行して自社の強みと弱みを分析し、そして自社にとっての機会やマーケティング戦略の方向性を明らかいにしていく。

・3C分析

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画像引用元:https://hodai.globis.co.jp/courses/8fc87624

・SWOT分析

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画像引用元:https://hodai.globis.co.jp/courses/ee1de01d

※留意点
①表層の事象に留まらず、その奥に潜む変化の本質を見極めること。
②成功を収めた後こそ、環境分析を行いながら変化に対応できるよう準備をしておく。
③多面的な思考(見方を変えることで弱みを強みにする)を心掛ける。

一般的な市場の機会と脅威に、自社の強みと弱みを重ねることで、自社にとっての市場機会が見い出される。その機会を捉えてうまく活用するためには、マーケティング活動によって何を実現したいのかを明確にし、そのためにはどのような課題があるかを洗い出し、それぞれの重要性を勘案しつつ優先順位をつけておくことが大切である。

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