見出し画像

世界標準の経営理論 3

リーダーシップの理論
・5大理論
①個性の理論:リーダーの持つ個性に注目
②行動の理論:リーダーの部下への行動スタイルに注目
③コンティンジェンシー理論:リーダーの個性、行動はその時々の状況、条件による
④リーダーメンバーエクスチェンジ:同じリーダーでも部下との心理的な交換、契約が異なることに注目≒えこひいき
⑤TSLとTFL:部下をよく見て管理する(TSL)、ビジョンを示す(TFL)

チームのメンバー全員がビジョンを持って、全員がリーダーシップを執りながら、互いに啓蒙し合い、知識・意見を交換する姿が理想。

モチベーションの理論
モチベーションとは、行動の①方向性②活力③持続性に、影響を与えるもの
→人を特定の行動に向かわせ、そこに熱意を持たせ、持続させる

外発的動機:報酬、昇進など「外部」から与えられる影響で高まる
内発的動機:「楽しみたい」「やりたい」といった内面から湧き上がる

”ニーズ理論”…根源的な欲求がモチベーションになる
”職務特性論”…①多様性②アイデンティティ③有用性④自律性⑤フィードバック
”期待理論”…人は合理的に意思決定する一方で、その意思決定・行動はその人の認知に規定される
”ゴール設定理論”…人はより具体的でより困難なゴールを設定するほど、モチベーションを高める
”社会認知論”…自己効力感の高い人は優れた成果を上げやすい
”プロソーシャル・モチベーション”…他者視点のモチベーション

認知バイアスの理論
認知バイアスは、その後の意思決定に歪みを生じさせる。

-個人レベル:パフォーマンス・アプレイザル
①ハロー効果:顕著な特徴だけに基づいた印象をもとに評価する
②利用可能性バイアス:簡単に想起されやすい情報を優先的に引き出す
③対応バイアス:理由を他者の人柄・資質などに帰属されてしまう
④代表性バイアス:典型例と類似している事項の確率を過大評価しやすい

-組織レベル:社会アイデンティティ理論と社会分類論
①社会アイデンティティ理論:自分が社会グループのどこに属すると認識するか
②社会分類論:組織の中で人が他者を無意識にグループ分けする

アテンション・ベスト・ビュー(ABV)による認知バイアスの克服
→企業の意思決定・行動は、その意思決定者の限りある認知アテンションを、企業内外のどの諸問題にどのくらい分配するか、そしてそれをどのくらい十分に解釈できるかに大きく影響される

マインドフルネス:幅広い対象のその瞬間の状態に意識を傾ける

意思決定の理論

”期待効用理論”…期待値。不確実性、リスクを恐れる
”プロスペクト理論”…同じ程度の損失と利益を比べると、効用+よりも効用-の方を強く感じる。
ex:エスカレーション・コミットメント(事業の失敗が明らかなのに、撤退ができず、失敗事業にさらに資金をつぎ込んでしまう)
→リスク志向
”直感の理論”…早く、とっさに、無意識に行われる

感情の理論
①ポジティブ感情は、仕事への満足度を高めやすい。
②ポジティブ感情は、モチベーションを高めやすい。
③ポジティブ感情は、他社に協力的な態度をとること促す。
④ネガティブ感情は、満足度を下げるのでサーチを促す。
⑤ポジティブ感情は知の探索を促す。
⑥ネガティブ感情は知の深化を促す。

認知と感情は脳内で不可分の関係にある。

センスメイキング理論
プロセス①:環境の感知(危機的な状況、アイデンティティへの脅威、意図的な脅威)

プロセス②:解釈を揃える(ストーリーを語り、腹落ちさせる納得性)

プロセス③:イナクトメント(環境に行動をもって働きかける)
→行動することで、センスメイキングを続けられる
命題:セルフ・フルフィリング(大まかな意思・方向性を持ち、それを信じて進むことで、客観的に見れば起きえないはずのことを起こす力が人にはある)

画像1


画像引用元:https://diamond.jp/articles/-/224763?page=2

続きはこちら↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?