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バンコクのラジャナムナンスタジアムでムエタイを観戦して分かったこと

バンコクに滞在した際にラジャナムスタジアムでムエタイ観戦をしました。ここで分かった事や感じたことを紹介します。

ラジャナムナンスタジアム  公式サイト

チケットはリングサイドが2000バーツ(約6000円)でその他は1800バーツ、1500バーツ、1000バーツがありました。ただ観光客として観戦するなら2000バーツでリングサイドの席で見ることをおススメします。目の前で戦っている所をいることができて、ここの席の方がゆったりと観戦できます。そこでお酒やホットドックを食べながら観戦していました。

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迫力半端ないです!

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選手以外のセコンド(おそらく選手の家族)も一生懸命です!

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観客も一生懸命です!選手にお金を賭けてギャンブルをしています!熱い声援でした!
タイではムエタイ選手が試合に出場して家族の生活費を稼ぐといった文化があります。最近は経済成長もあり、ムエタイ選手の人口は20年前に比べて減りましたが、その文化が根付いています。負けたら叩かれる。勝利して家族にお金を収める世界です。タイでのギャンブルは禁止されていますが、ムエタイのギャンブルは認められています。観客が熱い声援を出しながら、お金を賭けています。

ムエタイはキックボクシングと似ているようで異なるスポーツです。簡単にいうと、ムエタイは肘で相手を打つことができ、パンチやキックを当てるよりも、首相撲で相手の体を掴んで攻撃した方が評価されます。

よくわかりませんが、タイでのムエタイは観客が楽しむため、1ラウンド目からKOを狙って試合を終了させてはいけないみたいです。また、試合途中で自分が勝ちを確信したらセコンドから指示が出て、攻撃をしなくなります。ひたすら相手から距離を取り勝負から逃げます。日本にはない不思議な感覚です。

感じたこと 

私はキックボクシングをやっているのですが、観戦しててどっちがリードしているのか分かりませんでした。赤コーナーがリードしていると感じた試合でも、青コーナーが勝利していたりなど全く分かりませんでした。

日本の大会はメインの選手を一番最後の試合にするのが普通ですが、タイでは10試合ある7試合目に入れています。その試合が終わればほとんどの観客は帰ります。そのあと小学生くらいの若手が試合をします。メインを最後にしないで途中にするタイの文化は不思議に感じました。観戦時間が長いと飽き飽きとするときもあるので、それを考慮したらタイの文化を取り入れるのもありだと感じました。

家族がセコンドに付き、小、中学生くらいの年頃の選手が戦い肘で顔を攻撃され、顔に切り傷を負っているのを目の前で見ると、日本にはないタイの選手やその家族のハングリーさを感じます。このハングリーさを目の当たりにし、日本に帰国してからも頑張ろうと思えるようになりました。

皆様もタイに滞在した際にムエタイ観戦をしてみてはいかがでしょうか!


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