【生きる+即興】THE REAL‐星月夜‐
©2018 Yuyu#6
死神も振り向かないほど
誰も触れようとしない
崩れ落ちた僕に
死神を味方につけるほど
誰も寄せ付けようとせず
屑から切り拓く夜に
ネオンの街に染まる
踊る千鳥足が影を増す
温度すらない僕の心は
もういない君を探す
そしてその世界に
体を預ける
いくら飲んでも飲まされても
全く酔わない
笑い狂う人々が冷酷MINDの中で
LOOPするかの様に定刻毎度お相手
LOOPの先で
僕は屑から星屑になった
そうして成したモノを月に捧げた
その代わり さして
僕がその瞬間
それは命より尊い君の存在だった
もう描くことすら出来ない愛
それなら 月夜に空から飛び立とうか
でも立ち止まった
君の声が聞こえた気がした
君の姿が見えた気がしたんだ
僕は君と僕の分も生きなきゃ
そういう意味なのかな
虚しくも儚げに朧げに映る
最後のマボロシと指切りして
また心に虎を飼って生きてやる
生きる術を全て手に入れてやると
虎の瞳で ギラついた眼差しで
霞んだ視界を睨んだ
スっと
目の前に星が通り過ぎた
It isn't in the stars to hold our destiny,
but in ourselves
星となったマボロシと誓うように
©2018 Yuyu#6
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