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「何となくスマホ」をやめて、スマホとヘルシーに付き合いたい。

3月のある日。
朝目覚めて、いつもように枕元のスマホに手を伸ばしました。あれ、充電していたはずなのに、画面が真っ暗・・・電源ボタンを押せども押せども、うんともすんとも言わない。

いつでも隣にいたスマホ。海を一緒に渡ったスマホ。なんと故障してしまいました、嗚呼。

悲しみにくれながらも、後任候補をPCで検索することに。中古ながらスペックもよく、値段も手頃なものを発見しました。

ここで問題が。届くまで1週間かかるらし。何十ドルか足せばお急ぎ便も使えるけれど、どうしようか。

このとき、ふと思い立ちました。
いっそのこと、「スマホ断ち」してみようか・・・

そもそも。
年初からぼんやりと、スマホとの距離を考えたいと思っていました。
無意識にスマホを触っている気がする。
気付いたらSNSを見ている気がする。
でもこの癖をやめることができない。楽しく使う一方で、何となくストレスも感じていたのです。

そんな中、幸か不幸か、スマホを触れない時間が降ってきました。

こんな時間、もう二度とないかもしれない。乗るしかない、このビッグウェーブに!

ということで、通常便でスマホを発注。実験するような気持ちで、スマホなし生活を始めました。結果、


2週間スマホなしでも、けっこう平気だった。


徐々に慣れていったどころか、2~3日でするんと受け入れました。笑。

1週間後にスマホ本体は届いたもの、スマホケースは未到着。その時点で「まだいける」と思い、ケースが届く2週間後までスマホなし生活を続行したのでした。

現在、スマホなし生活が終了して3週間ほど。以前と比べてスマホとの付き合い方が少し変わりました。

*SNSを見るのはPCで。

メールチェック、SNS、オンラインショッピング、音楽再生・・・スマホがなければ、PCやタブレットでするしかありません。

と、ここで気が付いたことが。
TwitterやInstagramって、PCからだと見づらくないか・・・?

スマホで見るのに慣れていたからでしょうか・・・矢印キーやマウスではタイムラインが何だか追いづらい。タイムンラインを下へ下へ指でスワイプする動きが、もっと投稿を見たい!という気持ちを引き起こすんじゃないか…という気さえしました。

見づらさが勝った結果、PCでSNSを見る時間や頻度は、自然と減りました。朝目が覚めたら、無意識にTwitterのアプリをタップしていた私にとっては大変革!スマホを手にした今でも「SNSはPCから見る」は継続中です。

個人的な感想ですが、
ソファに寝ころびながらPCを使うのって難しいと思います。(私が長時間うつ伏せが出来ないのもある。)PCは、テーブルに乗せたうえでで座って向き合うのが、一番使いやすい。
一方で、手で持てさえすれば、スマホはどこでも使えてしまいます。満員電車の中でも、寝ころびながらでも。

使い方次第、どちらも一長一短ありますが、
時間を制限したいものを、敢えて使いづらいガジェットで見る、というのは良いのかもしれないです。

*寝室にスマホを持ち込まない。

これまでは、スマホのアラーム機能を目覚ましにしていました。それが使えなくなり、置き型の目覚まし時計を引っ張り出しました。

布団に入っても、眠る前に触っていたスマホはない。となると、ベッドに入ったら目を閉じるしかないんですよね・・・

結果、電気を消したらすっと入眠できるように。眠れない→スマホを眺めて始める→目が冴えて更に眠れなくなる、という負のスパイラルから脱しました!おお~!

スマホ片手に寝落ちして、うっかりベッドから落としてしまうリスクもなくなりました。スマホ落下常習犯にも、スマホ自身にも優しい。


*スマホ以外のモノに頼ってみる。

この2週間で、いかにスマホ一極集中型の生活だったのか、思い知りました。そう考えると、1台で何でもできるスマホってすごい。

超マルチタスクで働き者なスマホが不在の間、家の中の他のメンバーたちに業務を分担してもらいました。

・ラジオや音楽を、アレクサに流してもらう。
・タイマーも、アレクサに計ってもらう。
・腕時計を身に付ける。
・Google Keepsと併用して、手書きのメモも使う。
・家の中での調べものは、PCかタブレットを使う。

スマホが復帰した後も、「スマホだけに負荷を集中させない」ようにしています。自然と、スマホとの距離も程々になったと思います。

*そうは言っても、困ることもある。

2週間のスマホなし生活、何より困ったことは・・・カメラ機能!

我が家の子犬を撮れないのは、本当にツラかったよ!!

それから、記録やメモとして写真(スクリーンショット)が使えないのも不便でした。美味しかったもの、ジムで走ったタイム、試したいレシピ・・・ワンクリックで保存できるスマホはなんて便利なんだろうか。

あと、やっぱり一人での外出はしづらかったです。
スマホがあれば、出先で困ったことがあっても、電話やLineで連絡が取れる、Uberも呼べる、Google mapも使える。なんて心強い!しかも、私だけじゃなくて、周りの家族にとっても安心材料なんですよね。

元々家にいることが多いし、誰かと会う予定もなく、ひとりで出かけたのはスーパーくらいでしたが、いつも以上に夫は心配だったようです。


*変わったこと、変わらないこと。

「スマホ断ち」をしようと考えた時、こちらのポストを思い出しました。

スマホと程よい距離感で付き合いたいな、というのが最近のテーマです。

目寂しい(口寂しいの目version)からとなんとなくスマホを手にとって、気づいたら小一時間経っていた…なんてことが多いです。
そういう時っていざ何を見ていたのか振り返ると何も思い出せなかったりして、時間の使い方を変えていきたいなと思いました。

口寂しいからとたくさん食べれば太るし、欲しいものが溢れてるからとたくさん買えば家が太る(部屋にものが溢れる)し、
同じように目寂しいからとスマホを触ると心のどこかが太るような気がするのです。(太る…というか不健康になる感じ?)

上記おふみさんの投稿より

改めて読み直したところ、「スマホを触り続ける自分」にストレスを感じてモヤモヤしていた理由が少しクリアになった気がしました。

私がスマホを使っていて嫌だなぁと思うことのひとつは、「メールをチェックするために開いたのに、いつの間にかSNSをダラダラ徘徊して30分くらい経っている」ことです。

その度に、自己嫌悪に陥って「やめよう!」と決意するのだけれど、気が付くとInstagramをタップしている。通知がないのにメールアプリを何度も開くのが手癖になっている。そんな自分がますます嫌になってしまいます。

嫌になるのは、この行為がヘルシーではないと薄っすら気付いていたから。


そんな中で、この2週間が降ってきたのはラッキーでした。

家の片づけやダイエットと同じく、「やめなきゃ!」という決意だけではスマホとの距離は変わらなかったと思います。

スマホがない間、
子犬の写真を撮れない分、いつも以上にハグしまくりました。
予約していた本がどさっと届いたので、張り切って読書しました。
外で音楽を聞かない分、周りの景色をよく見るようになり、近所に美味しそうなカフェを見つけました。

もちろん今まで通りに、Amazonで買い物もするし、Podcastを聞くのも大好き。Instagramで美味しそうなベーグルを見て癒されもする。

変わったことも、変わらないこともある。何だか、心の棚卸をしたような2週間でした。

現代に生活する上で、完全にスマホ断ちするのは、非現実的かと思うので。スマホとはこれからも、ヘルシーなお付き合いを心掛けていきたいと思っています。

おわり。

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