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♯1 無職に転職します。

#あの失敗があったから

もうすぐ私は仕事を辞める。

新卒から約11年働いた。

入った当時は定年まで働くつもりだった。

結婚した時もそれを理由に辞める選択肢は無かった。

4年目の時に挫折があった。

初めて辞めたいと思った。

6年目の時キャリアパスが寄り道した。

何度も再起を目指しては焦ってこけた。

見る人が見れば小さなつまずき、見る人が見れば大怪我していた。

腐りながら悩みながら尖りながら目の前の仕事に取り組んだ。

理解して励ましてくれる人もいた。

けど、

もう疲れたなあ。

「辞めていいよ」

伴侶の言葉がトリガーになって、

大きな決断をすることになった。

本当は私何がしたくて入ったんだっけ。

はたらきたい=自分の能力を活かして組織にひいては社会に貢献したい

目指すことをやるためにこんなに苦しむなら他のアプローチを考えよう。

いざ、辞めるとなると涙が溢れた。

「本当は辞めたくない」

心が叫んで体が悲鳴を上げた。

33歳。

定年から逆算すれば組織の中ではまだまだこれから。

一方で組織の外では選択肢が狭まっていくような感覚。

いくつになってもチャレンジはできるという。

一方でテレビに映る最近出てきたタレントの年齢は軒並み年下ばかり。

「次を見つけずに辞めるなんて理解できない。」

おっしゃる通り。

いや、余計なお世話!!

私、なんで仕事辞めるんだろう?

今までの数々の失敗と溜め込んだタラレバ感情の嵐が脳味噌を支配した。

あの時ああだったからこうだったから。

これは、過去の挫折から地続きの不満と自己否定

もし、教訓があるとすれば、

人の評価は所詮人の評価だ。

棘のある言葉に傷つきすぎるな。

とって食われるわけじゃない。

それでも全部が不正解になるなら

そんなフィールドに囚われないことだ。

人を信じても信じすぎるな。

多かれ少なかれ損得勘定がついて回ることを忘れてはいけない。

冷静に客観視することを心がけよ。

悪口は言われても自分は言ってはいけない。

少なくとも公の場では。

嫉妬の気配には敏感になること。

自己卑下していては気づかないうちに地雷を踏みかねない。

自分の傷を人を助けることで埋めようとするな。

やりがい病にかかったら干されるか搾取されるかだ。

感情はただそこにあるものとして認めること。

つらいものはつらい!!

痛いものは痛い!!

ここから感謝の心を取り戻す。

謙虚に素直に一歩ずつ。

失敗だらけの人生に、しばし休符。























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