こどもが理解できるように説明する訓練

note.108

少し前から長男が言葉の意味を良く聞いてきます。

「長男ってどういう意味?」
「宿るってどういうこと?」
「恋って何?」

これを小学1年生の子に説明するには、
その子の知っている知識の範囲と単語だけでで
イメージやすく伝えることが
大切だと思っています。

例えば、長男は
一番初めに生まれた男の子のことだよ。
だから、君は長男なんだよ。
弟は次に生まれた男の子だから、次男っていうよ。
一番初めに生まれた女の子は長女って言うんだよ。
だからお母さんは、長女なんだよ。

というような感じで
プラスαの情報を足すようにしています。

完璧な理解といかなくても、
イメージがつけばいいかなと思うことは
概要をさらっと説明することも。

この、こどもへの説明、夫は苦手なんです。

私と夫の違いを分析してみると、
夫は相手の知識の前提や
イメージさせることは考えてなく、
大人に伝えるときと同じように説明しています。

子どもからすると
説明している言葉の中に知らない言葉や
意味のわからない熟語があり、
途中で止まってしまうんですよね。

ジャーナリストの池上彰さんは
説明がわかりやすいですよね。

あの方もNHKの子ども番組で
子どもに分かるようにニュース伝える
ということをやってきたことで
身についたスキルだとおっしゃっています。

伝える力として、
因数分解の考え方が役立つそうで、
まずは全体を伝えるために
全体の共通項をまとめ、
その次に共通項の噛み砕いていくという感じ。

因数分解が、
こんな風に役立つものだとは
思っていませんでした。

大人相手だと、こちらにスキル不足があっても
ある程度は相手が汲み取ってくれることもあります。

でも、子ども相手だとそれは通用しないし、
分からないことは分からないと言ってくるし、
手厳しいです。

そんな子どもに分かりやすく伝えることができれば
人に伝えるスキルが向上するのかも、と思い
長男からの質問は壁打ちのようなものだと思って
毎日、挑んでいます。

今のところ、まだ勝率は高いですが
近頃はニュースについても
「これってどういうこと?」と
聞かれることもあるので、
社会情勢や政治についても
伝えられるくらいに理解しておかねば、と
思っているところです。

おかげで、自己研磨する機会が増えました。

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