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いちご大福に憑りつかれた静岡旅行
友人カヨちゃんを訪ねて静岡市へ。
静岡市って何があるんだろう?富士山の玄関口最寄りではなく、のぞみ新幹線も停まらないので下車したことはない。「何もないんじゃないか」予感漂う静岡駅。とりあえず1泊2日で行ってみた。一言で言えば、いちご大福に取り憑かれた旅だった。
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静岡に着いた!PM12:00頃
JRパック(ホテル+新幹線)で予約したホテルアソシアが想像以上のクオリティでテンション上がる。ホテルのロビーで待つこと10分でカヨちゃんが迎えにきてくれた。
天気は大雨&雷雨注意報あり。由比漁港に向かう。「ごはん屋さくら」という桜エビのお店に到着。練馬ナンバーや山梨ナンバーの車が停まってる。どんな美味しい桜エビと出会えるのか期待が膨らむ。
頼んだのは桜エビ定食(由比漁港産)。出てきた桜エビかき揚げがハート。
甘みがあって美味しかった。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50434330/picture_pc_9edc9626217a37d046d3d832cd284729.jpg?width=1200)
そのあと、ちびまる子ちゃんランドへPM2:00頃
「minさん、がっかりしないかな?」とカヨちゃん彼氏が言ってたらしい。そんなドキドキのちびまる子ちゃんランド。
大丈夫。初めて買った漫画がちびまる子ちゃんだ。思い入れに自信がある。あと、性格的に、滞在時間15分と書かれている観光地に半日以上滞在できる。
ちびまる子ちゃんランド到着。同じフロアのゲーセン(広い)から抜け出せない。なかなかちびまる子ちゃんランドにたどり着けない。ついにゲーセン抜けて着いたちびまる子ちゃんランド。入場券1000円。ステッカーとパスポート(パスポート仕様のメモ)がもらえた。
中に入ると…ちびまる子ちゃん!
昭和のキッチンや茶の間が再現されてた。
さくら家を抜けると、小学校が。教室は懐かしい机や椅子や教壇。教室抜けるとミニシアター。ミニシアターでは、幻のツチノコの回が放送されてた。
ツチノコの話、大好きである(ちびまる子ちゃんナレーション風)。
一番すきなのは、まる子、お化け屋敷に行くである。マイナーなのに、この話が好きなため、私の中で有名な妖怪「ひょうすべ」。いや、幻の洋館も捨てがたい…まぼろしの洋館は、学校帰りに廃墟の洋館に忍び込む話。
シアター抜けると写真スポット&秘密基地も。さらにそこを抜けると…甘味処みつや!憧れのかき氷&駄菓子屋である。もっと、駄菓子屋再現して欲しいと願うminであった。欲を言えば、展示ではなく、駄菓子屋にしてほしかった。ここで駄菓子売ってたら3割増し値段でも大人買いする人いると思う。
さらに抜けると、エンディングのラクダがいるエリア、さらに進むとリニューアルしてできたエリア(ここで最後)。プロジェクションマッピングフルな演出。10分ごとに見事な踊るポンポコリンを観ることができる。48才・男性・三郎さんがリズムに合わせて揺れていた。
この、動くイラストでお母さんが洗濯物をしてる場面、青空に物干し竿が浮かんで洗濯物が干されているデザインを観て、さくらももこ天才だったんだろうなと改めて思った。発想が。
日常で絶対ないんだけど日用品や道具がこんなんだったらいいな!を描いてる。絵ってこの世にあったらいいなが現実にできる(描ける)のが良い。
最後のエリア、左側に冷蔵庫がある。三郎さんが開けてみた。あえて近寄らず、遠くから見守る私。冷蔵庫を開けてみると、とも蔵がいて…そこからちょっとしたおもしろトリックが…。これ、周りに人がいて、それを見てキャッキャしたらおもしろいんだけど、48才・真面目な男性・三郎はどうしてよいかわからずキョロキョロしてた。
ちびまる子ちゃんランドの売店(入場料なしエリア)には、ピンクのまるちゃんポストがある。ここに投函するとちびまる子ちゃんスタンプ押されて届く。もちろん投函。
お土産はこちらを購入。
コジコジ多め。名言ファイルを見つけた。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50434073/picture_pc_6e38b818528b301f9d2ebb6440eedc35.png?width=1200)
馬鹿にされた相手に、この精神で生きたい。
「そうだよよく知っているね、君は物知りだね」
茶釜でお土産&夕ご飯はお茶三昧PM5:00頃
お茶の専門店で、キューブ型梱包(50g)になっていてデザインがかわいい。運良く新茶の時期だったので、その中でも早い、「早走り」というお茶を試飲。美味しい。
50g1700円ぐらい。高い!と思うが、これでも安いらしい。せっかく来たので欲しかったが、淹れ方で差が出るので自信なし。どんな淹れ方でも美味しいブレンド茶を購入。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50434028/picture_pc_0fbca18c9f1ce9b1a5a22c9c34df7284.png?width=1200)
買い物を終え、日本茶インストラクターのオーナーがいるお店「お抹茶こんどうのお店」で、おまかせお茶を頼む。まずは一口冷茶、2杯目からお湯で…冷茶が甘い。濃く美味い。とにかく甘かったのが印象的。7品ぐらいおつまみのコース。お茶は5杯ぐらい飲んだ。
ビールのお抹茶ショットというのもあった。
ホテルに到着PM10:00頃
「三郎さん、どこが一番おもしろかった?」
「ちびまる子ちゃんランドのNational冷蔵庫が懐かしくてよかった!」
…おう、そうか。
本物の緑茶を大量に飲んだせいか、この晩、眠りが変な感じだった。
夜、ふと目覚めるともう目が冴えてる。でも、すぐ深い眠りに落ちる不思議。カフェイン&カテキンパワーか。または旅の疲れかも。
2日目スタートAM8:00頃
ホテルの朝食が豪華。モツカレー、ツンツン漬け、しらす、浜松餃子など静岡のグルメが並ぶビュッフェ。
チェックアウトの時に、三郎さんが、
「すいません、部屋にあった枕って買えますか?」
羽毛枕が気に入ったらしい。昨日の眠り効果は枕のおかげと判断してたようだ。
チェックアウト前に、荷造りを済ませて、歩いて5分ぐらいのところにある静岡中央郵便局で風景印をもらってきた。茶壷のかたちの中に三保の富士山のデザインされた変わり風景印。
かよちゃんが迎えに来てくれた。今日はおくしずエリアへ。夢の吊り橋目指してドライブ。ドライブ中、茶畑がもこもこしててかわいい。山は2色のコントラストが美しい。昨日の雨が嘘のよう!
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50434297/picture_pc_d6cb09582c2bf4eec6744df1a3ab4f2e.png?width=1200)
…と思ったら、晴れなのに雨が降ってきた。
でも、空は晴れてるのに。山の天気は不思議。そして、強風。寒い。
吊り橋に向かう途中、さらに強風だった。寒い!
あ、トンネルがある!早くトンネルへ入ろう!と早足で行く。
この選択が違った。トンネルの中の方がさらに突風。しかも向かい風。なかなか前に進まない。顔の肉が後ろに流れていくレベル。走ってやっと進む。
寒さもあり本気の全力疾走(だけどスローモーション)。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50433903/picture_pc_5dd014210c893d716b0044f467baac94.jpg?width=1200)
疾走感満載(実は遅い)の2人の姿が、
吊り橋よりも印象に残ってる(本音)
夢の吊り橋へPM1:00頃
さて、目指してる夢の吊り橋は寸又温泉郷から歩いて往復で1時間ぐらいのところにある。ダムのおかげで、エメラルドグリーンの水面をしてる。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50481846/picture_pc_fe0ca0f17fc8d27e46ea0aef96075959.png?width=1200)
山道を歩いていると吊り橋が見えた。
あの吊り橋かな?
水面、灰色ですね…
あの吊り橋だったら嫌だなぁ…(実際はちがう吊り橋でした。)
本物の夢の吊り橋はちゃんと綺麗な青色の水面。でも、ガイドやSNSの写真は色の露出で、目で見る色とちがう。実際の目でみた印象はこの加工してない写真とも違う色だ。絶景は目で見てみないとわからない。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50486290/picture_pc_f1abd83b66c73b196ca920f671d4ea25.png?width=1200)
ちなみにかよちゃん、吊り橋怖くてギブアップでひとりで温泉街へ戻る(一方通行のため)、私と三郎さんは渡る。
「かよちゃん、あのトンネル一人で戻ったんだよね。」
「2時間も一人で運転してくれたのにね。」
「吊り橋渡れなかった…とポツンと歩いてたら可哀想…」
など、しんみりと帰っていく想像をしてたが、実際はサッと戻って足風呂楽しんでいた(よかった!)。
夢の吊り橋は10人定員で、後ろの人が増えると揺れる。ぐおーん。ぐおーんと揺れる。そして…温泉街へ復帰コースが300段以上の石段を登らなくてはいけない。過酷だった。
カヨちゃんと合流PM3:00頃
遅めのお昼ご飯を食べにお店に入る、超明るいマダムの呼び込みが激し…いや、眩しい。このお店も、昨日の桜エビのお店も、女性スタッフのテンションが高い静岡県。県民性?
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50434403/picture_pc_ef599f7d3199b7833617ce5911022882.jpg?width=1200)
いももち、鹿刺し、山菜そば
山菜そば(温)のはじめの一口が沁みた。
静岡の飲食店は、水ではなく、冷茶が出てくるところが多い。温かいお茶ではなく冷茶。自販機も温かいお茶ではなく冷たいお茶が多い。季節の変わり目の偶然なのか?県民性なのか?
あと、おくしずエリア、ここ以外にも吊り橋だらけでたくさんあった。夢の吊り橋山道入り口にハンモックカフェがあった。おくしずの住民は揺れるの好きなのか。
”おまち”へ戻ろうPM4:00頃
”おまち”とは静岡弁で市街地とか繁華街とかいう意味らしい。
吊り橋、温泉街をあとにして、駐車場に戻ってきました。風がさらに冷たい。寒すぎる。
出発前に、私と三郎さんがトイレへ。かよちゃん寒すぎて先に車へ。トイレから出たら車が駐車場から出ようとしてて、待ってーと小走りで乗せてもらう。
三郎さんがいない。
「三郎さんは?」
「いませんね?」
トイレの真ん前、横付けで駐車して待つ。
「来ないな。」
「三郎さん、どんだけトイレ長いんだ…」
あ、いた。
ちょっと離れた自販機の前で寒くて震えながら温かい飲み物見てた。
車から呼ぶと慌てて走ってきた。
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50960826/picture_pc_ca3d667f4e5b889596b69faddc2fcb12.jpeg?width=1200)
山道をグネグネ下がっていき、”おまち”へ戻る。
その前におやつタイム。いちご大福(白餡生クリーム)を。閉店5分前のお茶屋さんで煎茶テイクアウトしていちご大福を頬張る。美味しい。
場所は、目前に山と茶畑の大自然を堪能して…車の中で3人でもくもくと食べる(外は寒い)。
和菓子(特に苺大福)について考えた。
この苺大福、本当にさっぱりしてて美味しい。でも賞味期限が翌日までだから配送やお土産(渡す用)には不向き。
翌日も全然美味しく食べれるようだけれど、やはり一番美味しいのは出来立て、その日のうちに。こんだけECやデリバリーが流行っても生菓子は難しいことを実感した。和菓子冷凍おすすめサイトもあるけど、水分が多いイチゴやマスカット入ってる大福はやめておけと書かれてた。
コロナでお客さんや観光客減ったら和菓子職人がさらに減少してしまうので…生もの、職人スキルがいる美味しいもの、継続(後継)問題。難しい。
それにしても、このいちご大福美味い。
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菓子や彦一のいちご大福。
大道芸人であり和菓子職人である彦一さんのお店。
エピローグ いちご大福を巡る旅がはじまる
東京に帰って、家の近くの「町の和菓子屋さん」検索。意外にも、2件もあった。しかし、いちご大福がいない。デパ地下や期間限定出店ではいちご大福チェック。意外にもいちご大福扱ってるところは少ないことに気付く。意識しだすと手に入らない「いちご大福」。雑貨やアクセの和菓子のモチーフとしてよく登場してるから本物がこんなレアなんて思わなかった。
冷凍ものや駅構内の物産展で購入するも静岡の方が美味しい…いちご大福を巡る旅をしようと友人・わらびさんに言ってみる。
4月中旬に、早速調べてくれてLINEがきた。「いちご大福のシーズンが11月後半から4月の上旬なので、…ちょうど終わりの時期でしたね。」
タイミングが悪かった…といちご大福を想いながら、ロッテ雪見だいふくを食べる今日この頃。三郎さんの白肌のぽっちゃりお腹や文鳥がいちご大福に見えてくる。いちご大福に憑りつかれた気分。
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