445○ しらふ②
「しらふ②」
地平線に沈んでいった夕陽は
休むことなく
闇に光を与えにいった
夜の帳が青さを示すなら
私は今もここにいて
燃えさかる無謀さと
忘れていた時間を
思い出せる限りの断片を集めている
こんなにも静かで
こんなにも確かな感覚
分かっているのに
このままでいいのに
壊してしまいたい衝動と
壊れていく無念に
答えを求めている
そして間も無く帰ってくる夕陽が
今日も私を変えてしまう
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なかじ
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