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「サービスはユーザーの声で育てる」が信条。エンジニアとしてのキャリアパスを通じてバトンズに見出した未来とは。

受託開発会社から医療系人材会社まで、数社でエンジニアとしてのキャリアを積んで2021年2月にバトンズへ入社。プロダクト開発チームに所属し、ITの力で「成約できる環境を創り続ける」ことに力を尽くす山本剛に、バトンズに見出した魅力について語ってもらいました。

※こちらのインタビューは2024年8月22日時点のものです。現在の配属・業務内容とは異なる可能性があります。


Webエンジニアを仕事として選ばれた経緯を教えてください。

大学では機械工学を学んでおり、自動車のエンジンやロボティクスなどのハードウェアについて勉強していました。当時からいつか地元に帰りたいと思っており、ハードに携わるエンジニアだと工場など場所に縛られてしまうイメージがあり、時代的にもWeb業界が盛り上がりエンジニアの間口が広い時期だったこともあって、この仕事であればいつか場所に縛られない働き方ができるんじゃないかと思い進路を選びました。もちろん、当時はリモートワークやワーケーションは日本で定着していなかったので、完全に夢でしかなかったのですが、今はかなり希望の働き方ができる時代に近づいたなと感じています。

これまでのキャリアについて教えてください。

バトンズへ入社するまでに5社でエンジニアとして働いていました。1社目は製造業を顧客にするSIerに在籍していました。入社前までアルバイトでプログラマーをしていたので引き続きコードを書きたいと思っていたのですが、担当のプロダクトは運用フェーズに入っており開発業務は外注していたためほとんどコードを書くことはありませんでした。やりがいを感じづらかったことに加えてリーマンショックが起こったこともあり、転職を決めました。

次は自分でコードで書いて技術を磨けるところに行きたいと思い、小さな受託会社に入社しました。かなりハードな働き方にはなりましたが、プロジェクトはやりがいがあり、エンジニアとしての経験を積むにはすごく良かったですね。交代制で24時間保守対応の窓口もやっておりいつでもお客様から電話がかかってくる環境で鍛えられました。3年間在籍しましたが、いくつか案件を担当して自分でシステムを作れるようになると、依頼されたものを作って納めるより1つのシステムを継続的に成長させることでビジネスに貢献したいと考えるようになり事業会社への転職を考え、3社目はECサイトを運営する会社を選びました。ここも本当に学びになることが多かったです。レガシーなシステムもまだ多く残っていたのでそのリニューアルに取り組んだり、Rubyを本格的に使い始めたのもこの頃でした。

ベンチャー気質の会社で自由度が高く学びも多かったのですが、もっと自分がエンジニアとして社会に貢献できる場所はないのか、と次第に考え始めるようになっていきました。

そこで、医療従事者向けの求人サービス企業に転職しました。医療×人材というジャンルに、社会貢献性をすごく感じました。親会社のエンジニア組織に出向していたのですが、エンジニアの数もこれまでに経験したことないほど多く、大きな組織での開発は学びになることが多かったです。そんな中で、2020年には新型コロナウイルス感染症の蔓延。いつか地元で働くことも実現したく、RubyOnRailsとリモートワークを積極導入している会社を探しバトンズに出会いました。

何社か受けられていた中でバトンズを選んだ理由は?

求人媒体でスカウトを受け取る形でバトンズを知りました。「良いところがあったらな」くらいの気持ちでサイトに登録していたのですが、面談を通してイメージもよく、何より事業にとても興味がありました。M&Aってみんな言葉は知っているけど、正直よく分からない領域じゃないですか。でも社会貢献性はとても高い。技術スタックもRubyで僕が得意としているものでしたし、日本M&Aセンターという大企業のグループ会社がプラットフォームに挑戦しているなんて本当に面白い。色々な魅力が相まって入社を決めました。

今は、どうしたらM&Aを効率的に成約することができるシステムが作れるかということに挑戦しています。M&A業務のDXですね。M&Aで会社や事業を譲渡しようと考えている人をサポートする営業チームと一体になって日々、改善活動に力を尽くしています。目指すところは、システムの力を使って100人のお客様をM&Aアドバイザーが同時に無理なくご支援できる世界線を実現することですね。

複数社経験されてきた中で、バトンズの特徴的なところはどこだと思いますか?

ユーザーがバトンズの味方なんですよね。これは本当にすごいこと。ちょっとしたバグなどがあったとしても、とても親切にご連絡をいただけます。ユーザーに「M&A業界のDXをバトンズがやってくれてる」と思ってくれている方がとても多くて、応援してくれてる感じがあるんですよね。その応援を裏切らないように、M&Aをもっと成約しやすくするためのサービスに育てられるような機能を作っていきたいと思っています。

あとは、リモートワークの社員が多いこともあり、やり取りのほとんどはSlackでしているのですがコミュニケーションがスムーズで丁寧な人が多いです。チャットだと伝わりづらいだとか、トラブルになっているということが全くありません。平均年齢が30代前後ととても若い組織ではあるのですが、建設的なコミュニケーションをする文化が定着している気がします。

左から、平山、李(両名ともプロダクト開発グループ)

山本さんから今のエンジニアチームはどう見えていますか?

みんな真面目且つ優秀でお互いをカバーしあっているという印象です。チーム内のルールもみんなで検討して決めますし、意見がぶつかる時もきちんと建設的に議論して解決できますので、エンジニアとしてストレスなく働ける環境が整っていると思います。人間関係だけでなく、仕事上も無理な変更を要求されたり、短い納期を押し付けられたりということもありません。会社全体がエンジニリングを重要視していてエンジニアへの理解があるのでやりやすいなぁといつも思います。

先日まで、2023年4月入社の斉藤さんのメンターを担当していました。チームとしては、現在オンボーディングのプランを設計しているのですが、サービスがどんどん大きくなってきているのでもっと精度を上げていかないといけないフェーズではあります。ただ、システムはフレームワークのオーソドックスな構成に従っているので新しく入って来てくださる方にとってはとっつきやすいんじゃないかなと思います。

左から、斉藤、山本

仕事をする上で大事にしていることを教えてください。

信条としては一番大事な部分をすぐに使えるように、最小限の開発でスピーディーにリリースすることです。そうすることで、すぐにユーザーの声をいただいて改善や追加開発ができる。最初から色々な要素を盛り込んで自分なりの完璧なものを作ろうとしてしまうと、世に出るのが遅くなりますしユーザーの使い勝手が良いものにできないんですよね。

バトンズはユーザーの声をとても大事にする会社です。各部門からすぐに上がってきて、エンジニアチームで真剣に反映について議論する。ユーザーがバトンズを応援してくれるからこそ、僕たちは誠実に1つ1つの声と向き合って、サービスをより良いものに育てていく必要があると思っています。

ここからは個人的な将来についての話なのですが、バトンズは社員の多様性を受け入れてくれる会社です。仕事も大事ですが、自分の家族や人生も大事。僕自身も年に何回か地元の島根に帰ってワーケーションをしていますし、他の地域で働いているエンジニアもいます。制度として可能です、ということではなく実際に多様な働き方が運用されています。引き続き、遠隔地にいても遜色なくパフォーマンスを出せるというのを体現できる社員になりたいですね。色々な人が活躍できる会社づくりに貢献していきたいです。

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