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ニット、カットにはストライプ柄がほぼない①
今度こそ軽めの内容で。
なんでニット、カットにはボーダーばっかりでストライプがないのか?です。
何度かボーダーものを使って色々と説明してますが、そういえば編み物はストライプがありません。
横編み)
丸編み)
横編みも丸編みも基本一本の糸が並んだ編み針にかかって図のように下から上に編みすすんでいくので、ストライプ柄(縦縞は)つくれないんです。(厳密にはやりようがなくはないですが手間が全然ち
ニット、カットにはストライプはほぼない②
続きです。が、応用編です。皆さんもしんどかったと思うので今回はウンチクにしてみます。
ちなみに世の中にはこんなものもあります。
うちでも昔はたまに扱ってましたが、超老舗のレアニットメーカー、レマメイヤーのマルチストライプカーディガンです。画像見ていただけると驚きますが細番手のアルパカ100%の超鮮やかな多色使いのストライプ柄のニットです。
でも本題はストライプについてです。
前回でニット、カ
エクワックスとPCUのさわりくらいの話(ダウンウェア周辺の話❸)
かなりメンズ向けの内容かもしれませんが「ファッションでいうミリタリーというジャンル」をわかるのに手助けになると思うので“こういうモノがあるよ“というだけでもわかっておきましょう。
○ 『エクワックス』について
これまで洋服の防寒のための“重ね着の仕方のお手本“として「アウトドアスポーツのレイヤリングシステム」について説明してきました。
防寒のための『最もシンプルで効果的な3段階の重ね着システム
コットンと「超長綿」について 〜「超長綿」について、なにかと少しだけ理解を進めてみましょう❶〜
アパレルの仕事に携わると「超長綿」という言葉は日常的に結構な頻度ででてきます。
コットンの洋服とかタオルなんかの素材として「希少でありがたいもの」として扱われていて、綿の種類の何かいいやつという印象です。
では「具体的になにがいいの(優位性は何か)?」と言われるとあんまりよくはわかってないかなというのが実情だと思います。
なにがどのくらい希少でありがたいんでしょう。
普段扱っているteeシャ
『 いろんな仕上げ・加工のレザーシリーズ』とエイジング ホワイトハウスコックス「ヴィンテージブライドル」シリーズについて⑥
一般的にブライドルレザーはエイジング(経年変化)が楽しめる革という風によく言われます。
1番の理由はタンニン鞣しで表面加工の少ない革だからです。
革に加工を施すほど変化はおこりにくく、わかりにくくなります。
例えば、
◉『ロンドンカーフ』
外側の革は「クローム鞣しのカーフに顔料による着色、型押し、レジン樹脂コート仕上げ」です。(ブライドルではないです)
経年変化はほぼ望めないですが、傷はつき
『ヴィンテージブライドル』と『第3世代フェイクレザー』を比べると ホワイトハウスコックス「ヴィンテージブライドル」シリーズについて⑤
これまで随分長いこと『ヴィンテージブライドル』に関してやりました。
・取扱い店が少ない珍しいシリーズ(ほぼ扱ってるお店がない)
・レザー自体が激レアで、独特でキャッチーな生産方法
・説明が必要そうな見た目と価格
ということもあり、たくさん説明してしまいました。
最終的には「業務用資材みたいな革」というデメリット情報?と
疑うような内容になりました。
・資材並みの厚さで堅牢性、耐久性のある革
ごく厚の革と「フルグレインレザー」 ホワイトハウスコックス「ヴィンテージブライドル」シリーズについて④
ホワイトハウスコックスの「ヴィンテージブライドル」シリーズに使われているのはイギリス「ベーカー社」のブライドルレザーです。
「オークバークタンニング」というかなりレアな製法で生産された革で、「鞣す期間」だけで1年を要します。なぜなら、
❶、高級靴の本底の革
❷、ホントのガチガチの馬具として使われてきた革
という「業務用資材レベルで堅牢性、耐久性、柔軟性のある厚みのある革をつくる」ために「漬
靴の底材用の革と馬具用の革 ホワイトハウスコックス『ヴィンテージブライドル』シリーズについて③
前回、“ホワイトハウスコックスの『ヴィンテージブライドル』のレザーはめちゃめちゃ手間と時間がかかる「オークバークタンニング」という生産性が相当低いつくり方をわざわざやってる“という説明をしました。
ドラムを回せば「クローム」であれ「タンニン」であれ、24時間でも可能な『鞣しの工程』を1年間かけてやってます。
(私たちは「手間、暇かかったすごい革なんだな」くらいですが、つくり手側にしてみれば、「場
時間と手間と「オークバークタンニング」 ホワイトハウスコックスの『ヴィンテージブライドル』シリーズについて②
前回、W・H・COXの『ヴィンテージブライドル』シリーズのレザーについて少し説明させていただきました。
せっかくなのでもう少し理解を深めて、ちょっと応用のきく知識にできればと思ってます。
お店の私たちが何か新商品の説明を受ける場合、当然ですがピンポイントにその商品に関して
「どういうもので、何がすごくて、どこがセールスポイントなのか」
というような内容で説明されます。
もちろんそれはそれでい
オークバークタンニングって何? ホワイトハウスコックスの『ヴィンテージブライドル』シリーズについて①
先日より、ホワイトハウスコックスの取扱商品が圧倒的に増え、
国内で他での取扱がほぼないシリーズをたくさん扱うようになりました。
中でも特に推しているのが『ヴィンテージブライドル』というシリーズです。
グリフィンインターナショナル様からも先日改めて商品説明いただきました。が、『ヴィンテージブライドル』の何がすごいのかをもう少し補足しようと思います。
それにはまず、ブライドルレザーというのがイギ
防水スプレー何のため?③ 〜水を防ぐ?汚れを防ぐ?「モブレイ」と「ジェイソンマーク」違い、使い分け〜
前回、うちで扱う防水スプレー
・モブレイ『プロテクターアルファ』
・ジェイソンマーク『リペル』
の特徴を説明、比較しました。
同じフッ素樹脂系の撥水スプレーですが、この二つにはそれなりに違いがありそうです。
効果も使い方も似てるのですが“乾燥時間の大きな差“を考えると単純にモブレイの方が使い勝手は良さそうです。
二つの「使い方とこだわり」についてさらに紹介してみます。
◉モブレイ『プロ
防水スプレー何のため?② 〜モブレイ『プロテクターアルファ』とジェイソンマーク『リペル』〜
うまく使えば靴なんかのメンテナンスにはとっても便利な
『防水スプレー』についてです。
前回の内容は
「防水スプレー」の基本として
で、さらに実際使う時に大事なポイントは
でした。
補足すると、スプレー前も後も「乾燥してないとダメ」ってことは
「急に雨に降られてこれ以上濡らしたくないからといって、急遽、防水スプレーを購入して、靴やバッグに吹きかける」
「玄関に防水スプレーを置いておいて
防水スプレー何のため?① 〜防水と撥水、フッ素とシリコン、使い方と大事なこと〜
気候変動のせいなのかここ数年、突然の雨みたいなことが多くなってきてます。
今回は把握しておくと洋服、靴、服飾雑貨周りに安心で上手に使えるようになる「防水スプレー使いのポイント」をザクっとまとめておきます。
まず、
1、撥水と防水の違い普段から「防水スプレー」という言葉をみんな使っていて、「防水スプレー」という名前の商品もたくさんあります。が、そういったもののより正しい名称は「撥水スプレー」で
リバー素材 (ダブルフェイス)
ダウンウェアの説明の途中ですが、リバー素材のアウターがかなり目立つのでリバーについて少し説明しようと思います。
と言っても、私もダブルフェイス、リバー、ボンディング、などの区別がイマイチできてなかったのでその辺を含めて。
◉ダブルフェイス・・・生地が二重で縫いあわさって、貼り合わさって、一つになっている生地全般に広く使われる用語のようです。
・両面表地で生地としてもしっかりするので芯地、裏地