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俳句·短歌

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#現代俳句

転職よ身にきたかぜとたいようと

転職よ身にきたかぜとたいようと

季語:北風( 三冬 ) 現代俳句

北風は、北から吹いてくる冷たい風のこと

転職活動、社会のきびしさや
あたたかさを感じられたりもします

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夜のそらをくらくともして花の宴

夜のそらをくらくともして花の宴

季語:はなのえん( 晩春 ) 現代俳句

花の宴は、花見の酒宴のこと

夜桜を照らす灯りは、
明るくはないですが独特の風情が感じられます

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ただなかにいて死も生も花ふぶき

ただなかにいて死も生も花ふぶき

季語:花ふぶき( 晩春 ) 現代俳句

花ふぶきは、散りふぶく桜のこと

近年は訃報を受けることが多く身につまされます

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ふぶくのは満月のころはつざくら

ふぶくのは満月のころはつざくら

季語:初桜( 仲春 ) 現代俳句

初桜は、その年初めての桜のこと

東京では、今日の昼ごろ
染井吉野の開花が発表されたそうです

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萌え出して世のあかるさよ蕗の薹

萌え出して世のあかるさよ蕗の薹

季語:ふきのとう( 初春 ) 現代俳句

蕗の薹は、早春のフキの花茎のこと

生命力や、春の息吹、見つけた喜びなど
一見地味な蕗の薹から感じることは多いです

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街よみな出会いわかれてはるの雪

街よみな出会いわかれてはるの雪

季語:春の雪( 三春 ) 現代俳句

春の雪は、立春後にふる雪のこと

春の降りおさめの雪を、雪の果て、
なごり雪、わすれ雪などとも呼ぶそうです

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そのはてのそらあおあおと梅の花

そのはてのそらあおあおと梅の花

季語:うめのはな( 初春 ) 現代俳句

梅は、バラ科サクラ属の落葉高木の花のこと

梅の色の種類は、本紅、移り白
移り紅、口紅の主に4種とされているそうです

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屋じょうは見あげるところ春北斗

屋じょうは見あげるところ春北斗

季語:はるほくと( 三春 ) 現代俳句

春北斗は、春の夜に見る北斗七星のこと

春の大曲線や春の大三角など、
春の星ぞらも見どころは多いようです

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石段のいちだんずつよ落ちつばき

石段のいちだんずつよ落ちつばき

季語:落椿( 三春 ) 現代俳句

落椿は、散り落ちた椿の花のこと

石段の脇に植えられている椿、
段ごとに散り落ちていることもあります

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