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『フラジャイル』弱さからの出発 松岡正剛 Ⅰ-2

『フラジャイル』弱さからの出発 松岡正剛 Ⅰ-2

Ⅰ ウイーク・ソートで?

僕が初めて「フラジャイル」という言葉を意識に留めたのは、ステイングの『フラジャイル』だろう。

ステイングは人間の愚かさを嘆き『フラジャイル』として伝えた。

松岡正剛が記す“フラジャイル”は多様な“フラジャイル”だ。

 おおむね「弱さ」は「強さ」の設定によって派生する。
「強さ」の相対として「弱さ」は浮かび上がり、そして深淵さを帯びる。

松岡はここでは単純な二項対

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