廣野 友一
月
書評、感想文ではありません… 「本」からの連想と言いましょうか…
それは30年ほど昔の話し…
note備忘
部屋は一面、月の光にさえざえと照らされている。ここは何もかももとのままだった。 椅子、鏡、黄色い長椅子、額入りの画。大きな丸い銅紅色をした月が、まともに窓からの ぞいている。 「これは月のせいでこんなに静かなんだ」とラスコーリニコフは考えた。「月はいま、きっと謎をかけているんだ」。彼は立って待っていた。 ドストエフスキー『罪と罰』
月のことならイルカが知っている。 かれらは月の出を待ちかまえて みんな一緒に海の淵から顔を出す。 ジョン・リリー
君らにはまだわかるまいが、あれでいて月だってけっこうやりくりしているんだ。 もう少し、月のおかげってもんを知らなきゃいけないね。 ―レイ・ブラッドベリ― #ルナティックス
今日、梅田へ出かけた。 梅田へ出かける事はそんなに大層なことでは無い。 電車を使って1時間足らずで到着する、今日梅田に行くことになったのは遡れば、あの日僕は梅田を彷徨っていた… 茶屋町辺りの書店を2軒梯子して「力が出ない状態」になり、いつもは行かない阪急三番街で食事をしながら、Xを観ていた… するとタイムラインに松永K三蔵氏のポストが… 正直な話し『バリ山行』は「読みたい本」としてペンディングリストにリストアップしていたが、この日に購入するつもりは無かった。 芥川賞受賞
このシーンで「塩」に少しひっかかった…卵かけご飯は僕にとっては「醤油」がスタンダードである。主人公の波多はたまごかけご飯を喰らう前に卵粥を食べている、昭和の頃は御膳の上には醤油差し、ソース、食卓塩が三種の神器の様に並んでいたが、今時はテーブルの上には調味料の指定席は無い。 妻が卵粥の微調整用に置いていてくれた「食卓塩」を卵かけご飯に流用したのかと思ったが、いや待てよ…波多家は卵かけご飯は「塩」と言う可能性も゙あるのでは…とも考えたのである。 「玉子料理における調味料問題」と
久しぶりにnoteを書きたくなってきた… 大した事はかけないが… そろそろ… 書けるかな…
むかしむかし、時鳥には大へん親切な善い弟があったのだそうです。 毎年五月にな ると山に行って沢山の山の薯を掘って来て、煮て一番おいしいところを兄さんに食べ させました。 それを兄の方ではまだ疑って、弟がもっと旨い山の薯を、自分では食べ ているのだろうと思って、しまいには憎んで庖丁を持って来て、その優しい弟を殺し たのだそうです。 そうして弟の腹を裂いて見ると、中からあわたという筋ばかり多い 薯が出て来ました。これは悪い事をしてしまったと、後悔して悲しんでいるうちに、 と
今日は最高に調子悪いな… 五月病… そんな… 馬鹿な…
「床」と云う字で連想するイメージはヒトそれぞれだろう。 「ゆか」と読めば 関西人なら京都鴨川、貴船「川床」だろうか。 以前関わっていた仕事の先輩方が酒が入ると「女性を口説くなら貴船に連れていきや~、貴船ですき焼き御馳走するんや!ほんならバッチリやで…頑張れ!」 誰も女性を口説く相談などしていないのに…「貴船のすき焼き」を何度も聞くことになった… 元電機メーカーの部長と元放送局の部長だが…何度も聞かされた、その元部長さん達は何度も貴船に違う女性と行ったとうそぶくわけですな…
『窮理』第25号の科学随筆U30(一)「ワイヤーロープの振動と林業」すぎおとひつじ著を 読みながら、頭の中では約10年ほど前に訪問した大台ヶ原を思い出していた。 「ワイヤーロープ…」の話は岡山から香川県金毘羅さんを抜け、高知の土佐山田へ…そして話は主題のワイヤーロープへ、張りかげんの話しが物理学を絡めて進んで行く。 僕は高知の山には入った事は無いが、昔好きだった山歩きの際に奈良の山中で見かけた気がするし、杣人≪そまびと≫に憧れた時に色々調べた記憶が残っていたので、「そう
その日は何故、寺田寅彦随筆集第四巻だったかは覚えていない、何故「火事教育」だったかも覚えていない。 僕は何かをもて余した時に寺田寅彦の随筆を捲る癖の様な習慣が知らぬまについてしまった、その日はたまたま寺田寅彦随筆集第四巻だったわけだ。 この「火事教育」は東京消防庁のホームページでも使われている。 東京消防庁のホームページによると 「火災による死者が1人、墜落による死者が13人、傷者が67人という惨事となりました。 」墜落による死者が13人…と記されている。 この頃の女
、先日、職場の顔見知りの女性とふとした世間話からカレーの話しになった、その女性はある時期毎日のように「バターチキンカレー」を食べるという話しを前にしていたのだ、「まだ、バターチキンカレーを食べてる?」とたずねたところ最近はどうやら「キーマカレー」にハマっているらしい。ちょいと、もしかしてコヤツ本当の「カレー通」かと思い話しを聴いていると「隠し味」の話しに成り「インスタントコーヒーやチョコレート」の話だ、そんな「隠し味」の話しはいくら得意げに話されても、年老いた私は「1984回
令和6年5月2日 加筆訂正 寺田寅彦の随筆家「鎖骨」を読み色々思い出している。 当然、寺田寅彦のように物理学的考察にはならない、子供の頃の僕はとんでもない嘘つきだった訳ではないが、何かと母上には信用されていなかった記憶が残る。 あれは小学二年生の頃だったか、朝から腹痛で動けなくなり、「病院に行きたい」と言うと仮病など使った事などないのに母上は「仮病を使っても無駄やで、ミヤリサン飲んで学校へ行き」と言われ… ミヤリサンを飲んで学校へ行くことになった… しかし…腹が痛む
昨日乗っていた大和路線の電車が急停止した。 車掌がお詫びのアナウンスをする「信号機が赤になったので急停止しました…」そらそうだ…赤信号なら停まっておくれ、車掌が信号機が赤になった原因を現在問い合わせ中だと言う、どうせ踏切の停止ボタンが押されたとか…言うのだろう…と思っていたら、「先行列車の運転手が線路内に立ち入る人を発見」と言うではないか「現在線路内に立ちいった人物を確保するために運転手が線路へ降りて向かっています」車掌がアナウンスする、此れはそれなりの時間がかかりそうだ、
将来にむかって歩くことは、ぼくにはできません。 将来にむかってつまずくこと、これはできます。 いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです。 フェリーツェへの手紙
福神漬けと言えばカレーの付け合わせだ、「福神漬けの無いカレーだなんて…」と言っても良いくらい福神漬けとカレーはペアになっている… と言うのが世間のステレオタイプな想い…でもなさそうだ。 自宅でカレーを食す時に「福神漬け」は欠かせないと言う意見も、何処か作られている様な気もする。 大阪の家には「たこ焼き器が必ずある」 大阪では「たこ焼きパーティー」が頻繁に行われている。 大阪人は「お好み焼きとご飯」を一緒に食べる。 に近いものがあるかも知れない。 僕の好物の「インディアン