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福神漬け

福神漬けと言えばカレーの付け合わせだ、「福神漬けの無いカレーだなんて…」と言っても良いくらい福神漬けとカレーはペアになっている…
と言うのが世間のステレオタイプな想い…でもなさそうだ。

自宅でカレーを食す時に「福神漬け」は欠かせないと言う意見も、何処か作られている様な気もする。

大阪の家には「たこ焼き器が必ずある」
大阪では「たこ焼きパーティー」が頻繁に行われている。
大阪人は「お好み焼きとご飯」を一緒に食べる。
に近いものがあるかも知れない。

僕の好物の「インディアンカレー」では福神漬けでもらっきょうでも無く「キャベツの甘酢漬け」だ。

インディアンカレー堂島店にて

この甘酢キャベツが何とも良い、小鉢にちょいとのっているキャベツが絶妙なのだ。
沢山食べたくて追加してしまうと、絶妙感が薄れてしまい後悔した記憶があるのだが
ついつい、追加したくなってしまう。

このままだとタイトルの「福神漬け」から大きく外れてしまうので「福神漬け」に話しを戻す。
「福神漬け」で思い出すのが若い頃、京都でよく利用した「ハイライト」と言う店を想い出す。
僕にとって京都ハイライトと言えば「チキンカツ」と「福神漬け」なのだ。店に入ると、昭和の食堂では
当たり前だったヤカンがテーブルの上にドンと置かれていて、その横に丼鉢に山盛り盛られた真っ赤な福神漬けが鎮座する、ヤカンのお茶を湯呑みに注ぎながら店のおばちゃんに「チキンカツ」と言うとすぐに、山盛りご飯が自分の目の前にどんと出てくる、
先ずは茶碗に福神漬けスペースを作る為に白ごはんをそのまま口にかき込む、できたスペースに福神漬けを乗っけて食べる。
腹ペコの学生の為に店主が考えた計らいだ。そんな「ハイライト」と真っ赤福神漬けがよく似合う。

カレーに何で福神漬け?カレーを食す時以外に福神漬けを食べるのか?と言う疑問を持つ人もいるだろう、カレー以外の話しは京都「ハイライト」の白飯に福神漬け、卵かけご飯にも合うかと思う、そもそも醤油漬けなので、あの赤色でなければ茶漬けでも良いだろう。
カレーに「福神漬け」の発想の原点はどうも「チャッネ」のかわりのようだ、そう考えるとカレーの付け合わせでは無くカレーに混ぜ込んで食すのがやはり良い。

そう「福神漬け」はカレーの付け合わせでは無く、カレーに混ぜ込みながら食す事をおすすめしたい。
口直しの付け合わせはらっきょうと甘酢キャベツとしよう。

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