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渋谷~表参道エリア / 縄文も楽しむ!とっておきのアート散歩

春の訪れと共に、お出かけの機会もぐっと増える時期になりますね。
明るい陽ざしに誘われて、ふらっと一味違ったアート散歩はいかがでしょうか。

『縄文も楽しむ!』とあるように、縄文土器や土偶などに触れ、街を歩き、アートにまつわるあれこれを感じる…いにしえの人々に思いを馳せ、なにか心に優しい気持ちが灯る、そんな緩やかにアートに包まれるお散歩の提案です。

『縄文』と聞くと〝考古学〟というどこか堅苦しいイメージが先行して、なんか難しそう…と敬遠気味の人も多いのではないでしょうか。
そんなイメージの縄文時代に生まれた土器や土偶ですが、まぎれもなく私たちの祖先が作った日本で最初のアート作品です。
まず何千年も経て出会えた偶然を喜び、他のアートと同じように楽しんでみましょう。



今回は、渋谷から表参道エリア
すべて徒歩で廻れるアートスポットです。

人々の喧騒の中でみる岡本太郎のパブリックアート、一歩静かな通りに入ると遮光器土偶がいる國學院大学博物館があります。
ヨックモックミュージアムではピカソの世界、岡本太郎記念館では熱い情熱を感じ、青山ブックセンターではお気に入りの一冊を見つける…。
ちょっと歩くだけで違った街に来たような、そんな魅力もあるアート散歩です。

お勧めコース
お好きなポイントだけ行ったり、寄り道したり…と、自分だけのアート散歩を楽しんでくださいね。

①『明日の神話渋谷駅
↓ 👣15minutes
國學院大学博物館
↓ 👣10minutes
ヨックモックミュージアム
↓ 👣5minutes
岡本太郎記念館
↓ 👣10minutes
青山ブックセンター
↓ 👣1minutes
⑥『子どもの樹
↓ 👣10minutes
渋谷駅

▮ 渋谷駅『明日の神話』

元々は1968年~1969年に制作されました

渋谷駅にある岡本太郎の巨大壁画「明日の神話」
縦5.5m、横30mの巨大壁画は、もとはメキシコシティのホテルのロビーに飾られていました。その後長らく行方不明になり2003年発見され、 日本へ移送・修復を経て、2008年~渋谷駅に設置されています。

だれもが見られるパブリックアート…これこそ岡本太郎が目指していたものです。
たくさんの人が行きかう渋谷駅にすっかり溶け込み、今やあって当たり前の風景になっています。


▮ 國學院大学博物館

国学院大学博物館は、縄文時代から中世までの多くの遺物を収蔵・展示した本格的な大学博物館です。國學院ならではの神道の展示も充実しているのが特徴で、神聖な雰囲気も味わえる空間になっています。
無料で楽しめるスポットとしてもお勧めです。

縄文時代の火焔土器を初めてとする充実した土器類や土偶、古墳時代の埴輪などから、先史時代の流れをざっと知ることができます。
企画展も多く開催され、ミュージアムショップも併設されています。


▮ ヨックモックミュージアム

静かな住宅街の中にある小さな美術館です。
ピカソのセラミック作品を主に収蔵・展示した美術館は、彼の溢れる才能や型破りな製作法も知ることができます。絵画とは一味違ったピカソの魅力を感じられるかもしれません。

ピカソのアトリエを再現したスペースでは、ピカソ気分で写真を撮る楽しみもあります。
1階のカフェでは、ミュージアムグッズやヨックモックのお菓子も販売しています。


▮ 岡本太郎記念館

この記念館は、岡本太郎が42年間住まい・アトリエとして実際に使用していた建物です。
外からはジャングルのように木々が生い茂り、そこに多くの彫刻が無造作に見え隠れしている様子は、ここが表参道の裏通りであることを忘れてしまいそうです。

アトリエには絵具や描きかけの作品が当時のままに残され、応接室には「太陽の塔」やエネルギーを感じる色とりどりの造形物。今尚、岡本太郎のパッションがあふれ出ている空間です。


▮ 青山ブックセンター本店

アートや写真、洋書など、クリエイティブなこだわりの書籍が充実している本屋さんです。他では見られない書籍も多く、そのセレクトや陳列から今まで手に取ったことのないテーマにも興味が沸いてきてます。
静かな店内では絵本の原画展などもおこなわれていて、ついつい長居してしまう空間です。


▮ 『子どもの樹』

『子どもの樹』は、1985年に開館された子どものための総合施設「こどもの城(現在は閉館)」に設置された岡本太郎の作品です。
太い幹から飛び出している表情豊かな顔は、文化や人種を越えた子どもの姿を表しています。どの顔もユニークながら優しさに溢れているように思えてきます。



最先端のファッションやデザインで溢れ、多くの人々の集まる街。注目のイベントや新しいお店と、いつも話題には事欠かないエリアです。

たくさんの楽しみや刺激にちょっと疲れたら、
ゆっくりとじぶんらしくアートを楽しんで、
色々なことに思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。

東京に遊びに来られた方も観光の合間にお勧めです。


最後までお読みいただいて有難うございました☆彡

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