お気に入りとか思ったこととか置いておく場所です。

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  • 出勤退勤🎵日記

    その週のコンディションと好みを振り返る記録

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2023/9/18日記

ジャムを作り、ホットケーキを焼いた。 我が家においてお菓子作りは、たまたま材料が手に入り、少し時間に余裕があり、万全ではなくともある程度の気力と体力が残されているという、これらの条件が全て揃った時のみ行われるイベントだ。「万全でないがある程度の気力と体力」というのがポイントだ。失敗やら焦りやら不安やらで消えてしまいそうな時、作るという行為は「自分が存在している感じ」を取り戻させてくれる。遊びであり治療でもある。消えてしまいそうと言うと常に存在が危うい人のようだけど、もちろん

    • 宇宙初オンエア/ プライベート・スーパースター

      ゆっきゅんと君島大空の「プライベート・スーパースター」 を聴くために8月5日放送のRADIO ENSEMBLE(J-wave)をradikoで再生すると、 懐かしい言葉が耳に飛び込んで一時停止した。 脳内でもう一度、やましげ校長の声で再生される。 宇宙初オンエア。 中学から高校にかけて、School of Lockを聞いていた頃はしょっちゅう耳にしていた。その頃のBUMP OF CHICKENの新曲解禁は大体SOLだった。曲を手に入れる手段としてはCDがまだ主流で、物理的に手

      • 通勤🎵7/16〜19

        7/16 出勤 『shabon songs』(安藤裕子) 退勤 さみしさのゆくえ(荒井由実『14番目の月』) 雨が降るとこのイントロがよく頭の中で流れる。 7/17 『眺む踊り』(崎山蒼志) 7/18 『GUTS』(Olivia Rodrigo) 7/19 『映帶する煙』(君島大空)

        • 通勤🎵📕7/8〜7/12

          7/8 イヤホン忘れてなし。 7/9 音楽は聴かず、電車では三島由紀夫の『真夏の死』を読んだ。 7/10 『DEEP WAVE -EP』(竜宮城) 7/11 出勤 『失神 -EP』(女王蜂) 退勤 最果タヒの連載『ららら歌詞銀河』の柴田聡子と岸田繁の回を読んだ。歌詞の中の「君」を知らなくても、知りようがなくてもいいのかもと思えること、自分も誰かへの思いを他者にわかる形でなくても、個人的な言葉として持っていてもいいのかもと思えることが心地よい。両者とも、そう感じる歌詞が多

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        2023/9/18日記

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        • 出勤退勤🎵日記
          6本

        記事

          通勤🎵7/1〜7/5

          7/1 出勤 散瞳、火傷に雨、縫層(君島大空『縫層』) 退勤 Hardline(Julien Baker『Little Oblivions』) 歌っているのは自分じゃないのに喉に何か引っかかる感じがする、聞き流せない声だと思う。数年前に初めて聞いてから今もずっと。少しずつしか聴けなくて、いまだに咀嚼できていなくて、うちに帰って歌詞を眺めながら聴きたくなる(ので大体夜にしか聴けない)。 7/2 『ULTRA BLUE』(宇多田ヒカル) 7/3 『Q』(女王蜂) 怠くて動きづ

          通勤🎵7/1〜7/5

          通勤🎵6/24〜6/28

          6/24 『うたう ながの ギター』(永野亮from APOGEE) 真っ青な空の下でA Perfect Sky 聴いたら完全に夏になってしまった。涼しげでよく伸びる声がめちゃくちゃ似合う。エイトジャムで楓のカバーが流れてて「私の好きな声〜」と思って聴いてみたら、予想以上に1曲目から良かった。 6/25 出勤 リザードマン(MONOEYES『Between the Black and Gray』 ) 退勤 『Turn out the Lights』(Julien Bake

          通勤🎵6/24〜6/28

          2024/6/23 日記

          外で聴く雨音は落ち着くのに、私の部屋で聴くとざわつくのはなぜ。朝から落ち着かなくてプレイリスト作った。

          2024/6/23 日記

          通勤🎵6/10〜6/14

          6/10 •出勤「paraphilia- EP」 (THE NOVEMBERS)より keep me keep me keep me(3曲目) 「間違いは持ちきれない 償いは置き場所がわからない」 が起きた時から頭の隅でぐるぐるしていた。「僕」と「君」の関係は白い繭のイメージで、間違って償おうとして歩き続けてくたびれて帰る場所なんだろうなと思う。変わってゆくふたりがひととき休める場所。 外に出て頑張るために、「籠りたい〜」っていう思いを置いておける曲。というか頑張らなきゃい

          通勤🎵6/10〜6/14

          通勤🎵5/27〜5/31

          5/27 「失神EP」(女王蜂) 5/28 「ウォーターカラーズ」(パット・メセニー)より ウォーターカラーズ、アイスファイヤー 「年一」(ゆっきゅん) 5/29 「avissynion EP」(avissynion) 5/30 「縫層」(君島大空) 5/31 「超天獄」(大森靖子)より 魔法使いは二度死ぬ、TOBUTORI

          通勤🎵5/27〜5/31

          引き留めてくれるもの

          小さい頃から、本当は行きたくない方にコケるまで突っ走ってしまう癖がある。「本当は〇〇したい」に蓋をするのが上手すぎて、無理をしているのを自分でも時々忘れる。自分で忘れるくらいなので、当然他者が気づいて止めてくれることはない。ただの「◻︎◻︎が好きな人」「困難な道に強い意志で挑戦している人」と映っているのだろう。 2ヶ月程前、人生最大規模で発動していたその癖をやめることができた。 やりたくないことを“頑張って”きた一年間、必要なこと・やりたいことに使うはずの時間とお金を失い続け

          引き留めてくれるもの

          日記「生体エフェクター」

          私の右耳は今、期間限定生体エフェクターになっている。 気づいたのはコンビニだった。飲み物を取ってレジに向かおうとすると、BGMが何か変だな、と思った。壊れたオルゴールみたいな不協和音が混じっている。何となく飲み物の棚の方を向くとクリアな音に戻った。レジを向くとまた歪む。身体の向きを変えると、つまりどちらの耳を向けるかにより聴こえ方が変わる。なぜか。多分、治りかけの中耳炎だからだ。炎症起き始めは頭が内側から串刺しにされてるみたいな痛みが地味に辛いし、膿が溜まっているうちはモヤ

          日記「生体エフェクター」

          2023/10/29-30 日記

          THE SPELLBOUNDのBig Love Tour -BOOM BOOM SATELLITES 25th Anniversary Special- ZEPP SHINJUKUに行ってきた。 轟音に溶け込むのが楽しくて楽しくて終わってほしくなかった。 音が会場の空気や床を伝って文字通り身体が震動すること、そうやって物理的に音楽を受け取れる感じが好きだ。 HELTER SKELTERが始まった瞬間、BOOM BOOM SATELLITESにはリアルタイムでは殆ど触れてこ

          2023/10/29-30 日記

          友人に、働きながら文章書く時間ってどうやって確保してる?と相談していたら、「書かなくても死にはしないから書けない自分も一応OKとしている(けど頭破裂しそう)」「ものを作るのってできなくても死にはしないけど生きていくのには必要だよね」というやりとりが発生した。ありがたい!!

          友人に、働きながら文章書く時間ってどうやって確保してる?と相談していたら、「書かなくても死にはしないから書けない自分も一応OKとしている(けど頭破裂しそう)」「ものを作るのってできなくても死にはしないけど生きていくのには必要だよね」というやりとりが発生した。ありがたい!!

          2023/10/14-15日記

          昨日、岩井俊二監督の『キリエのうた』を観てきた。帰りの電車で、数日前から読んでいた小川洋子の『ことり』を読み終えた。 『キリエのうた』の主人公は声を出して会話ができず歌しか歌えない。『ことり』の主人公は小鳥に関することだけで辛うじて社会との接点を持っている。 何かひとつのことしか自分を表し他者と繋がる術を持たずに生きている人の物語が好きだ。 あんまり長々感想を書く元気はないけれど、 誰も知らなくとも(或いは誰にも見向きもされなくても)ひっそりと紡がれている情熱を感じられ

          2023/10/14-15日記

          ガラス片の中の海 -『no public sounds』感想#5

          『no public sounds』--音の多彩さにわくわくして、歌詞の余白・曖昧さの中でいくらでも泳げるようなアルバムだと思う。 このアルバムや君島大空の音楽を「おもちゃ箱」と言うコメントをいくつか見たけれど、その通りだと思う。曲が変わる度に初めの一音に心躍る。たくさんのジャンルの音楽を聴いて取り込んできたことが感じられるし、この人はそこで見た景色を惜しげもなく見せてくれるのだなと思う。 歌詞の中には、自分の中にもあるけれど見ようとしなかった感情が、自分では思いもしなか

          ガラス片の中の海 -『no public sounds』感想#5

          「沈む体は空へ溢れて」-『no public sounds』感想#4

          「沈む体は空へ溢れて」の中の「好き」は報われないのだと思う。現実でこれからも「あなた」の側に居ることはできない。それで、「沈んでいく」しかない。「好き」を葬る代わりに。筋書きだけ見れば「破滅的な好き」という言葉にまとめられてしまうかもしれない。けれど、この曲はまとまりきらない。 “そうだ、ここなら踊れる、きっと 糸がなくても指を結んで どうしてあなたを隠してしまう? 強張った肉を睨んだ” このフレーズに、今この瞬間の「好き」を穴が開くほど見つめ、骨も砕かんばかりに握りしめ

          「沈む体は空へ溢れて」-『no public sounds』感想#4