2023/10/14-15日記
昨日、岩井俊二監督の『キリエのうた』を観てきた。帰りの電車で、数日前から読んでいた小川洋子の『ことり』を読み終えた。
『キリエのうた』の主人公は声を出して会話ができず歌しか歌えない。『ことり』の主人公は小鳥に関することだけで辛うじて社会との接点を持っている。
何かひとつのことしか自分を表し他者と繋がる術を持たずに生きている人の物語が好きだ。
あんまり長々感想を書く元気はないけれど、
誰も知らなくとも(或いは誰にも見向きもされなくても)ひっそりと紡がれている情熱を感じられる作品を思いながら、プレイリストを作った。
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