見出し画像

♯2 不安障害・ドクターショッピング編(10年来のパートナーと別れて自己破壊した25歳が、恋愛依存を脱却して再生した話)

前回⇧に引き続き、

【連載第2話】です!


今回は、

「不安障害とドクターショッピング編」


ちょうど、20歳くらいのころのお話です。

もし同じような方がいたら、

何かしらの助けになればと…!


不眠に加えて、

病気に対する過度な不安と、

身体の症状が出てきました。


もともと心配性な性格だったのですが、

心配が、いつのまにか
症状になっていたんです。


「自分は何か大きな病気ではないか?」


背骨がちょっと痛かったら、膵臓が悪いんじゃないか?

胃もたれがしたら、胃がんじゃないか?


こんな感じで、自分の症状をひたすらググる。

「大病の予兆です」みたいな記事を見つけては、

食いつくように読み、

ほら…やっぱり命に関わるかもしれない…!!

危ないに決まってる!!と、納得。

どうしようもなく不安な気持ちになり、

いてもたってもいられなくなる。

最速で診察が受けられる、

大きめの病院に必死で駆け込む。


CTやら血液検査やらを受けて、

毎度結果は異常なし。


「異常なしって…本当?

この人はヤブ医者なんじゃ?

大病を見逃されたら死ぬかもしれない。

ちゃんと自分で責任を取らないと。」

セカンドオピニオンを受けに行く。

これを繰り返します。



これぞドクターショッピングです。

まるで病院スタンプラリーかのように…

大学時代、稼いだバイト代が医療費に消えていました。


不安がコントロールの範疇を超え、

心がどんどん疲弊していきました。


周りに相談しても、
「心配しすぎだよ、たいしたことないよ、若いんだし」


…それは分かってる。

ただ、「心配な気持ちそのもの」が
コントロール不能なのです。


そんなことをしばらくしていたら、

なんだか頭がふらふらしてきました。

ちょっとだけ微熱。

手や足が熱い。震えも出てきた。

自律神経失調症?そうか、そうだよねぇ。

次から次へと病気になって大変だなぁ。

治らないから、評判の良さそうな心療内科に行ってみるか。

受けたのは、脳波の検査、家庭環境やお悩みを聞くカウンセリング、医師の診察。

ついた病名は「全般性不安障害」。

衝撃が走りました。

そんな病名がつくなんて…



でも、ショックの裏側に感じていた、
達成感?
納得感?

"私は病気なんです!"と誇示したくなるような気持ち。


当時、絶対に見たくないそんな感情には
重い蓋をしていたのですが。

今思い返すと、
そんな気持ちが見つかったりするのです。


病名を自分に掲げることで、
様々なことに
言い訳がつくのです。


私は病気だから、

私は守ってもらえる存在。
無条件でお世話してもらえる存在。
注目されて労ってもらえる存在。
挑戦なんかもってのほか。
傷つくことのない、
安心安全な環境にいないと。



そう思えることに、
私が病気であるメリット
があったのですね。



病気が何よりも怖かったのに、

病気になりたかったのは私だったのかもしれない。



一見、心って複雑で、
不思議すぎるなぁって思うのですが、
ちゃんと向かっている目的があるんですよね。



どうやって克服したのか、
俯瞰できるところまできたのか、
今後書いていきますので、
お楽しみにしていてください!🌞



読んでくださりありがとうございます。