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小説家になりたい男の戯言NO.7

前回、100の質問に解答させていただきました。
答えていると、改めて自分が、自称小説家としてどういった存在なのかを確認することが出来て、とても有意義だったと思います。

前々回の小説家になりたい男の戯れ言にて、私が好きな小説を箇条書きしました。

普通、小説家を目指す人なら、もっと沢山のありとあらゆる本を読んでいかないといけないのかなと思うのですが、38年生きてきて、読んだ小説は、現状あれくらいのものな私。

小学生の頃はズッコケ三人組シリーズが好きでした。やはり私たちの世代では通ってない人は、そんなにいないくらいの児童小説のバイブル的な本でした。

中学生になり、ちょっとズッコケを読むのが恥ずかしくなってきた思春期、私がはまったのはシャーロックホームズ、アルセーヌ・ルパンシリーズでした。

確か、学校で本を購入するカタログみたいなものを渡されて、買ったのがきっかけでした。

ちょっとカッコつけて海外小説を読んでみたいし、推理小説なら取っつきやすいだろうと考えた私。

休み時間に気取って教室で読んでいた光景が思い出されます。(ちゃんと友達はいました)

その後、高校生になってから本格的に小説を書きたくなって書いていましたが、その頃読んでいた本はというと▪▪▪ないです。

私は普段は自分で言うのもなんですが、謙虚な方で何でも遠慮しがちな気弱な男です。

ですが、小説を書く時だけはかなり強気になります。(こち亀の本田みたい)

なので、自分の書く小説こそ至高!他の小説を読んで勉強なんてあり得ない!読んだところで得るものは無し!と豪語するような、かなりヤバイ人間だったのです。

だから高校の時の三者面談時に、進学も就職もせずに小説家になりますと宣言して先生を困らせたり、授業の一貫で将来の夢を語る時間で教壇の前で「俺は小説王になる!」と、何処かの麦わら帽子みたいな宣言をしたりしたものです。(実際は普通に小説家になりたいと言いました)

そんな自信過剰の身の程知らずな私。そんな私の自信を根底からくつがえし、奈落の底に突き落とされる程の衝撃を受けたのが、綿矢りさ先生の「蹴りたい背中」だったのです。


                                                                          続




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