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憂杞村南
2019年6月18日 22:26
かれらを見送って四十九日が経った私は棺桶に入り損なったので髪の毛をあっちに置いてきた孤独にかしづいて雨上がりの青を洗うとき私は必ず一人になるスクランブル交差点を歩く歩幅もきっともう忘れてしまったからせめて一人分の傘を広げていたけれどこうやって手を放したからことばを集めながら濡れそぼって愛を畳んでいる幼稚園の先生が書く私の名前がこの世でいっとうきれいな文字だったあの頃からずっと