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2023年、日経平均株価とBリーグを考える。

12月29日、大納会の日経平均株価が、3万3464円で1989年以来の上げ幅となりました。日経新聞で「東証改革」「バフェット効果」「攻めのM&A」が立役者というような記事がありましたので、無理矢理ですが、Bリーグとこじつけて考えてみます。年末なのでお許しください汗

「東証改革」については、PBR1倍を下回る(解散価値割れ)企業には強く改善を求めました。また、プライム、スタンダード、グロースの3つに再編し、プライムでは流通時価総額など上場の基準を上げました。これにより、経営改善を強いられることになりました。

これは、BリーグのB.革新のプレミア、ワン、ネクストを売上高、入場者数、アリーナ基準を定めた考え方と類似しているかなと思います。これにより事業規模、入場者数を大きく伸ばしましたし、夢のアリーナも多数実現に向けて動き出しました。

「バフェット効果」は、投資の神様、ウォーレン・バフェット氏が来日、日本の商社株を買い増したことから海外投資家からの投資を呼び込むことのきっかけになったという話です。

Bリーグに置き換えると、やはり、ワールドカップ効果となるかなと思います。あの盛り上がりを受けて、今までバスケ、Bリーグに興味関心が低かった企業やメディアを大きく動かしたことは間違いありません。

「攻めのM&A」は、国内外問わず積極的な買収で株価を上げたという話です。Bリーグにおいては、2023年も将来性に期待して多くのクラブを傘下に収める大企業の参戦がありました。また、売上規模拡大のために異業種をM&Aするクラブも複数出てきています。

こうしてみると日本株式市場の上昇要因とBリーグの成長要因にゆるやかに相関があるなと思いました。やはり、経営改善を促す仕組みを導入すること、そこに階層をつけることで緊張感を保つ。タイミングよくポジティブな外的要因が発生する。経営改善を求めると成長のためのM&Aが発生する。

たまたまスポーツ業界で商いをしていますが、特別なものではなく、世の中の縮図に過ぎないと常に感じています。経営力、代表強化、社会性を重視すると決めた所以はそこにあります。つまり、打ち手のヒントは業界内だけではなく、広く見渡すといろいろなところに転がっているということかもしれません。

2024年末も、Bリーグの社会的プレゼンスという株価を大納会で最高値を更新できるように頑張りたいと思います。

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