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最短B1昇格、馬場選手の電撃入団で盛り上がる長崎ヴェルカ。クラブハウス、長崎スタジアムシティの建設現場を視察してきました

いくつかの目的を果たすために、昨日から長崎に来ています。長崎ヴェルカ(以下、ヴェルカ)誕生の地、佐世保市を訪れて、日頃のご支援に対する御礼を自治体、並びにパートナーの皆様に行い、来年長崎市にアリーナが誕生しても変わらず、この地を大切にしていきたいというヴェルカの意志を共にお伝えすること。

数年後にBリーグのオールスター開催も決定している長崎の大石県知事への表敬訪問。来年開幕前に開業を目指す、長崎スタジアムアリーナシティの建設現場の視察すること。そして、日頃から頑張っているビジネスサイドのスタッフへの激励でした。

まずは、空港から佐世保に向かい、ヴェルカのクラブハウスを視察させていただきました。ジャパネット様の施設を改修したようですが、トレーニング施設、空間の拘りが素晴らしく、驚かされました。来年アリーナが完成するタイミングで新たなクラブハウスを利用する予定とのことですが、黎明期の象徴、最短でB1昇格した場所として聖地化しそうな場所でした。天然温泉がでるお風呂があるのにはびっくり。練習後や冬は温まってから練習を行うことで怪我の予防をしていたりとのことでした。

トレーニング器具も迫力が大事という拘りから、アメリカから輸入したそうです。アメリカ経験の長い伊藤社長、NBAでも活躍していた中山トレーナーの存在は大きいですね。

開幕前ということもあり、非常に良い緊張感の中、ハードに練習をしていました。B3から最短で昇格してきましたが、6人がチームに残っています。チーム結成以来、ヴェルカスタイルの浸透に拘っており、体現できる選手を獲得、育成し、必要なポジションでスタイルにフィットする選手を補強する。そして、結果も出すということを明言していましたが、有言実行していますね。

数値目標を設定するよりも、自分たちのバスケを貫く、日々成長を大切にしているクラブですが、問われるならば、目標ではなくターゲットを最短で30勝としているようです。急遽、選手、チームスタッフに激励をと言われましたので、「30勝とは言わず、CS進出、さらに上を狙ってほしい。昇格最初のシーズンは、苦戦するものだが、その常識を覆してほしい。B1初経験の選手もいます、長いシーズンタフですが、怪我なく頑張ってください」と激励をさせていただきました。

馬場選手も初練習参加ということでしたが、とても元気そうでした。ワールドカップの頑張りを労い、ベストな状態でヴェルカでも勝ち、パリでも勝とう!と話しました。本当に良い顔していましたし、クラブハウスと様々なサポート体制を聞いて、争奪戦の中、ヴェルカを選んだことは頷けました。

ランチは、佐世保の有名店へ。レモンステーキ、美味しかったです。今回は、田河取締役がアテンドしていただきました。Bリーグからも古澤さん、研修で湯川さん、李さんに同行してもらいました。クラブの現場を知る、そのために今回で3回目になりますが、肝入りのプロジェクトです。

続いて、佐世保市の西本副市長を表敬訪問。日頃の御礼、今後も変わらずヴェルカとの関係強化をしていきましょうと確認することができました。ヴェルカの誕生の地であることを誇らしく感じていることにこちらまで嬉しくなりました。

終了後、ヴェルカのパートナー、佐世保市の自治体職員の皆さまをお迎えして、トークセッションをさせていただきました。ヴェルカの伊藤社長からもクラブの存在意義、地域創生という言葉が繰り返しでていました。ヴェルカの凄さは、軸がしっりしていることだと改めて感じました。何のためにやるのか、何をこの地で成し遂げたいのか。だから、打つ手も明解なんですよね。

トークセッションの中でも、しっかり稼ぎたいんですと言った上で、大切なことは稼いだ資金をどう使うか、地域に〇〇の形で還元することを明確にした上で稼ぐと。素晴らしいメッセージで、常に誠実かつ意図を開示する姿勢には感心させられました。育成やB.革新についてもお話しして、たくさんの質疑応答で終了しました。

ヴェルカのオフィスに移動して、スタッフの皆さんから大質問大会。1時間くらいでしたが、7.8人かな?矢継ぎ早に質問をいただき、即答するという内容。毎回、クラブ訪問するとこのような場がありますが、本当に有意義な時間でした。

集客のこと、パートナーセールスのこと、ファンクラブのこと、海外戦略のこと、チアのこと、アリーナの重要性などなど。やはり根本は一緒で、クラブの理念を念頭において、ヴェルカはこんなクラブなんだ!を明確にして、クラブとしての目標と現在地を認識、見える化し、その差(応援ゾーン)をステークホルダーの皆さまと一緒に埋めていく。

そのプロセスで約束を守ったり、進捗を伝えたり、誠実に向き合うことで信用、信頼を得ていく。これに尽きるかなと。そう言う意味では、ヴェルカのスタイルは正しいなと感じましたし、スタッフの皆さんにも最後に伝えました。頑張ってください。

夜は、今は長崎スタジアムシティのプロジェクトも統括している岩下社長、伊藤社長、田河取締役と懇親会。様々な話をすることが出来て有意義な時間となりました。

本日は、まずは長崎県庁にて大石知事を表敬訪問させていただきました。ヴェルカの試合にアフロを被って行くくらい応援していただいているとのこと、ありがたい限りです。2026のオールスターも非常に楽しみしていました。リーグとしてもしっかり連携して盛り上げていきます。

ついに待ちに待った、長崎スタジアムシティの視察をさせていただきました。メディア公開ということで現時点での全貌が明らかになりました。ひとつの街を作っているようなスケールが凄すぎます。スタジアム、アリーナ、ホテル、商業施設を一気に建設しています。日本初の試みに興奮しっぱなしでした。

バスケモードで約6000人収容予定、VIPルームは、8人部屋×16部屋。中2階にあるのが秀逸で、一般的なアリーナよりもコートに近く、臨場感が味わえるのが特徴的だなと感じました。2Fコンコースに9店舗〜10店舗の飲食とグッズ販売スペースを用意する予定だそうです。

エントランスには、関係者や寄付金の対価として名前を刻めるレンガがあり、一つ一つのレンガを地面に埋め込み「NAGASAKI STUDIUM CITY」の文字が大きく飾られる予定です。ありがたいことに私も刻ませていただきました。サブアリーナは、ガラス張りで選手の練習している風景が日常でも見れるかもしれません。試合が無い日も立ち寄れる場所になりそうです。

屋上は、3×3のコートを構え、3×3の大会誘致や市民開放を行う予定のようです。試合日はスポンサーサービスとしても活用できるし、来場者が楽しんでもらえる使い方を検討しているようです。ロッカールームは、NBAさながらの仕様且つコートまで数十秒で移動が可能な考え抜かれた設計となっていました。

とにかく凄い、沖縄アリーナ、佐賀アリーナ、オプアリも素晴らしいですが、続いてこのようなアリーナが誕生し続ける未来にワクワクしています。ヴェルカのファンの皆さんは楽しみに待っていてください。

最後になりますが、いよいよヴェルカのB1初年度の挑戦が始まります。地元の盛り上がりも高まっており、開幕戦の千葉ジェッツ戦、4000人超えが楽しみです。私は、今から佐賀へ向かいます。全国のBリーグファンの皆さま、今シーズンもどうぞよろしくお願いします。

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