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順調な時の心得

事業が順調にいっているときこそ、次に備えることが大切だと思っています。良いことは続かない、悪いことも続かない(長短はありますが)。良い時というのは、悪い時の前に起こるので、有頂天になることなく、次の手を考える必要性があるということですね。

「イノベーションのジレンマ」に近いニュアンスになりますが、順調にいっている時は人間変えるまたはチャレンジする必要性を感じにくいのが難しいところです。逆に厳しくなった時は、生き抜くために全体の危機意識も高いので変えやすいものです。

この相反する状況の中で、最強の組織は良い時でもどんどん変えるまたは新しいことにチャレンジする組織風土を持ち合わせていることだと思います。ソニーとかリクルートはイメージありますよね。なぜなら、厳しい状況だと当然投資余力も低く、一か八かの起死回生策に陥りやすいからです。(打ち手の選択肢が少ないため、上手くいかない確率も高まる)良い時に、余裕を持って次の手を打つ。これが難易度が高いですが、必須だとずっと思ってきました。

若い頃、旅行業を営んできたので地政学リスクに翻弄される経験から自然に身についたものです。良い時に準備して周りが厳しい時に攻める。B.LEAGUEの2026年将来構想は私の中ではこの論理です。コロナはありましたが、比較的順調に成長してきた今だからこそ、改革の重要性を感じています。世間的には「今それ要る?」となるところもありますが、やるなら今しかないと確信を持っています。

世の中の社会・産業構造も常に変わります。まさに今の状況、一年前に予測できた人はほぼいないでしょう。それも物凄いスピードで。今のままで繁栄し続ける企業、組織、個人などあり得ませんし、その期間も短くなっています。固定概念に囚われることなく、常に変化を面白がるくらいの腹くくりがないといけない時代かなと思います。

さて、この良い時こそ、次に備えるの話は、組織のみならず個人にも当てはまることだと思います。日々なんとなく上手くいっている時こそ締める。逆にうまくいかない日々が続いても必ず循環するので過度に落ちることなく浮上の時を準備しながら待つ。来週も頑張りましょう。

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