見出し画像

スキルとセンスの磨き方

予測不能な未来であっても判断、選択しなくてはならない経営者やリーダーに備えておかねばならない能力をもう少し言語化したいなと悶々としていました。ある雑誌を眺めているとスキルとセンスについての記述があり、明確な答えにはなりませんが、手掛かりにはなるなとまとめてみました。

スキルは、具体的な業務遂行時に使用。資格試験や評価基準があり測定可能。定型的な方法を教科書などから学ぶことが可能。努力することと結果の因果関係が明確。

センスは、意思決定や問題発見時に使用。主観的な評価を伴い、千差万別。変数が多すぎて、直接的な能力開発の方法がない。努力することと結果の因果関係が不明瞭。

ということで経営者やリーダーには、明らかにセンスが必要だということがわかります。優秀な人という定義もスキルがあることと、スキルは低くともセンスが良いという2つのパターンに区別されることもわかります。このことを理解した上で人を評価するべきだなと思います。

当然0、100ではないので極端に分ける必要はありませんが、スキルがあり優秀だと思い、経営者やリーダーに抜擢してもセンスがなければ務まらないこともあるという認識は必要かなと思います。

スキルをどのように磨くかは、あることを勉強する、習得のために努力する、頑張りましょう!としか言えないですね。問題はセンスをどのように磨くのか。結局は、言語化しても??にしかなりませんが…

人生のあらゆる場面から影響を受けるもので、磨かれる可能性もある。また、どのような街に住み、どのような家族のもとで育ち、どのような人と出会い、どのような話をして関係性を築いてきたのか。自分で考え、行動し、判断し、選択する中で、あらゆる経験を通しておぼろげながら判断基準が出来上がり、価値観が形成されていく。その結果、センスが磨かれていく・・・。

ではどうすれば良いの?と言われても自分で勉強して、考え、行動していくしかないですね。明確な答えになるアプローチがないとなった瞬間にお手上げなのですが、この不明瞭な領域の存在を認め、意識するだけでも変化はあるのかなと思っています。

お読みいただきありがとうございます。記事を良いと感じていただけたら、ツイッターなどで記事を紹介していただけると嬉しいです!