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新・島田塾開催

B.LEAGUEの2022-23シーズンが開幕して間もないですが、昨日、第3回BMB(B.LEAGUE Management Base)新・島田塾を開催しました。これがどういうものかについては、以下の過去記事もご参照いただけるとありがたいです。

このBMBで成し遂げたいことは、強い経営現場、稼げる強いクラブの実現をサポートし、クラブの成長に寄与することです。誕生したばかりのクラブ、まだまだ成長途上のクラブ、M&Aによるオーナーチェンジしたクラブ・・・、どんなクラブでもいかに自力で稼げる(価値を評価していただける状態)ようになるかは、B.LEAGUEにとって大切なテーマです。

誰かが過度に負担し、支えるということでは長続きしません。B.LEAGUEに関わる全ての方々がハッピーになってもらうために私自身も力を入れているプロジェクトです。

今期は、4回計画しており、1回目は、第3回として昨日新・島田塾(クラブ経営の根幹)として開催されました。来年1月に集客、3月に組織・人事、5月に営業とテーマを決めて続いていきます。では、昨日の新・島田塾とはどういうものだったのか、少しだけご紹介させてください。今回は、B1-3の54クラブの社長と取締役クラスが参加できるようにしました。結果、なんと50クラブが出席、映像の提供も予定している中、これだけのメンバーがオンラインですが、リアルタイムで参加していただけたのは有り難かったですし、このあたりがB.LEAGUEの強みだなぁと思っています。

内容は、1時間私が講師をつとめてセミナーを実施、30分を事前に収集していた質問に対して私が回答する。20分を開幕節に集客で結果を出したクラブの成功事例を共有してもらうというものです。9000人超えを達成したアルバルク東京、B3ながら9000人超えのとんでもない記録を打ち立てた東京ユナイテッドの社長にももちろん、秘策を共有していただきました。

なかなか中身の濃い時間だったと思います。私もクラブから離れて3年ほどになるので今更、釈迦に説法のような形になってはいけないということで、スタッフとしっかり準備して臨みました。準備に魂込めて尽力いただいたスタッフメンバーには感謝です。

一番伝えたかったことは、集客って経営そのもの。つまり、集客とは、商品づくりとどのように商品を届けるかということ。この両輪を回すには、スタッフのマネジメント、地域との繋がりをどうするのか、まさに経営の根幹であるということをあらためて認識しなければならないということでした。集客は、小手先でどうこうできるほど甘くはないということです。お客様の可処分時間と可処分所得を奪うだけの価値を提供するって、想像しただけで背筋が伸びるようなことだと思います。

また、前述した全てのことに当然のことながら人が介在します。応援してもらうことを生業にしてるクラブ経営だからこそ、経営者の覚悟や必死さ、クラブを取り巻くすべてのステークホルダーとの信用・信頼の蓄積することの重要性をあらためて認識しなければならないということです。集客活動における空中戦、地上戦などの戦術的なことの前に、まずここが大切であると思っています。

商品づくりや商品をどうお届けするかということについても、私が千葉ジェッツ時代にやったこと、なぜそれをやったのか、背景含め全てお話させていただきました。バスケの集客は、ヒット映画を生み出すようなもの、クラブの理解を深めていただくためのキャラ設定、試合興行だけではなくメイキング(クラブの日ごろの活動・ヒストリーを公開)を大切にする。集客活動は、選挙活動との類似性が高い・・・など。全公開でした笑

また、スポーツ界をベンチマークするのではなく、別業界にヒントを求めて落とし込んでいったエピソードやスポーツ界の常識を無視したベンチャー企業のような経営戦略を採用していたことなど、諸々と詳らかに共有させていただきました。最終的にクラブ経営者の皆様にどこまで役立つ1時間になったかわかりませんが、熱量だけは伝わったのではないかと思います。

千里の道も一歩から。やはり小さいことを積み重ねていくことでしか奇跡は起きないと思っています。そして、セミナーの最後に皆様に伝えたことは、何が何でもやる!達成する!目指している世界観を創る!と強く思わないといけないということです。心の奥底深〜いところで思うことが大切だと思っています。思う、願う、叶うとよく言われますが、→強烈に思う、強烈に願うことで叶うと置き換えて、結びます。



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