「忘れられた日本人」の忘れられない話
muroさんの勉強会で宮本常一「忘れられた日本人」を読んだ。
この本、新社会人の頃に一度手にした本だ。専攻していたゼミのデザイナーの先生がタイトルを出して気になって手に取った。大体15年前の話だ。
本の内容としては、昭和初期に老人たちに聞いた逸話がたくさん掲載されている。九州の田舎で、しかも爺婆っ子で育った私には、祖父母から聞いた話の延長という感じだった。祖父が大正9年、祖母が大正15年生まれだったので、祖父母の祖父母世代の話かな…。おばあちゃんの昔話にも「学がない」「貧し