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[建築コラム]

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誰でもわかるコルビュジエ「後編 : ブルータリズムの爆発(1934-2006)」

誰でもわかるコルビュジエ「後編 : ブルータリズムの爆発(1934-2006)」

今回は65歳以降のコルビュジエの功績を辿ります。

この3部作もついにクライマックスです。今回はこれまでの記事の中で抜群に写真数+作品数が多いです。この記事だけで写真70枚くらいあるので長いですが(名作が多いので端折れませんでした)、、、説明は軽いのでガンガンスワイプしていけば良いと思います。

その前にここまでのおさらい

以上を踏まえて、
「後編 : ブルータリズムの爆発(1934-2006)

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誰でもわかるコルビュジエ「中編 : 白の時代へ(1917-1934)」

誰でもわかるコルビュジエ「中編 : 白の時代へ(1917-1934)」

建築家コルビュジエは当時にして
メディア戦略もめちゃくちゃ凄かった

「誰でもわかるコルビュジエ」シリーズ、今回は待望の中編です。名作「サヴォア邸」が満を持して登場します。ちなみに、見出しの内容は最後まで読めばわかります。

まずは前編のおさらい

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はじめるまえに

こんにちわ、104natooです。今回は、中編いきます。

中編は、前編を読んでないと理解できない

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誰でもわかるコルビュジエ「前編 : 建築への目覚め (1887-1917)」

誰でもわかるコルビュジエ「前編 : 建築への目覚め (1887-1917)」

みなさん、建築家 ル・コルビュジエの作品についてどれくらい知っていますか?

突然ですが。この2つの作品は、コルビュジエの中でもかなり有名な作品なのですが、用途が違うといえど、正直、同じ人間が作ったとは思えないほど作風が大きく異なります。

それもそのはず、左のサヴォア邸(1931)と右のロンシャンの礼拝堂(1955)では竣工年の差が24年もあるのです。

コルビュジエは20歳で処女作を作ってから

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