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できない管理職は部下のニーズを把握しない

こんにちは!


今回はできない管理職は部下のニーズを把握しないという話をしていきます。


チームとして商売をやっていく中でお客様のニーズを読み取ることは非常に重要ですが、ニーズを読み取るべきはお客様に限ったことではありません。

僕が日頃大事にしているのは部下のニーズです。マネジメントを行っていく中で「部下のニーズをしっかり把握できているかな〜?」と定期的に自分に問いかけるようにしています。


なぜスタッフのニーズを把握する必要があるのか?


それは、マネジメントしていく中で適切な目標設定を行い、それぞれのスタッフとの信頼関係の構築とモチベーションアップのきっかけを作り、よりよいパフォーマンスで働いてもらうためです。


なんでそんなことをしないといけないのか?というところをわかりやすく説明していきますね。


今僕の職場ではあらゆる年代のスタッフが働いており、10代のスタッフもいれば40代のスタッフも在籍しています。年代が統一されている職場は稀なので、ほとんどの職場はそんな感じだと思いますが。

このように年代がばらけると、スタッフの価値観もバラけてきます。

年代で価値観は大きく違ってきますし、生まれや、生い立ちによっても違ってきます。それだけ価値観が違うと、なんのために働いているのか?という部分も人によって違ってくるんです。

このなんのために働いてるのかという部分がモチベーションの源泉になってきます。

人は何か目的があって働くという選択肢を取っているわけで、この目的が達成されなければ、不安になったり不満がたまりモチベーションが上がらずやめてしまうこともあります。

みなさんもそうだと思います。何かしらの目的があって働いている。


お金のため、将来独立したいから、経験をつみたいから、好きなお店だから、接客が好きだから、自己表現のため、他人に認められたい


などなど、理由は人の数だけあると言ってもいいでしょう。

仕事でその目的が全く果たせないとなったら、結構辛くないですか?



部下のニーズを把握したら、仕事を振り分けよう


ニーズの把握の重要性がわかったら、部下のニーズを調べないといけません。ニーズを知るためにはスタッフをよく観察してみたり、直接話をしたりして、相手の価値観や働く目的なんかを探ってみましょう。

話をする方法としては日頃の雑談もありますが、1on1などの定期的な面談の時間をとると確実に話ができるので、できるだけスケジュールに落とし込めば抜け漏れがなくなります。


部下ごとの目的がわかったら、その目的を仕事を通して達成できる方法を考えて、仕事を振り分けましょう!

サービスが好きだったらサービスのマニュアルを一緒に作ってもらったり、コーヒーが好きだったらコーヒー抽出の技術指導を行ってもらったり、料理が好きだったら商品開発に参加してもらったり…

相手の目的に応じて仕事に特色を持たせると、承認欲求も満たされるし、モチベーション高く仕事に取り組むこと仕事で成果も出ます。本人の目的も達成できるとあれば、更にモチベーションが上がり、パフォーマンスの向上につながります。



管理職は部下の召し使いではない


しかし…注意して欲しいことが一つあります。

管理職は部下の召し使いではないということです。


なんでもかんでも要望を聞いてしまうと、不公平感が出たり、部下が勘違いしてどんどん横柄になってしまいます。しまいにはなめられてこちらの言うことをまったく聞いてくれなくなってしまいます。

自分も過去在籍していた店舗でそのような状況に陥ってしまい、とんでもないことになってしまいました。

部下に嫌われたくないから、もしくは好かれたいという間違った思考も持っていたので、あくまで部下の成長のため、お客様のため、会社の利益のためということを忘れず、その方針に反する目的であれば支援する必要はありません。


また、すべての部下の目的を支援できるわけではありません。会社にとってそぐわない目的であれば、変えてもらうかやめてもらう判断も必要になります。時には本人の成長のために、部下に耳の痛いことを伝える必要があります。

以前お伝えしたフィードバックの技術などを使って長期的に部下を成長させていけるように考えていきましょう。



そしてさらに接客が好きで働いているという人の中でも

「お客様に喜んでもらえることが好き」という人もいれば「サービスの技術を高めている自分に満足感を感じたい」という人もいます。

浅く考えずに、深く考えて、相手をよく観察し、よく話して、相手のことを十分に理解するように努めましょう。



人は物事に前向きでないと力を発揮することはできません。部下の能力を最大化して動かすのが上司の努めですので、時間と手間をかけていきましょう!

それでは、今回はこの辺で。








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