なぜあなたの上司は成長に気付いてくれないのか?【理由2選】
こんにちは!
先日DaiGoさんの炎上について書かせていただきましたが、世間には否定をしてくる人が多く存在します。
物事には多面性があって、悪い面があれば良い面も存在します。しかし、過度に悪い面を見てしまう人のほうがこの世の中には多い。
もちろん職場にも否定してくる人は多く存在し、上司も例外ではありません。親の仇かな?と思うほど「なぜそうまでしてその人の悪い面を見て否定するのか?」と疑問を抱くことが1日1回はあります。
そして、上司は否定もさることながら、部下の成長に気付けないことも多く、良い面を見ずに悪い面ばかりを見る上司は本当に多いです。
成長って少しずつ前に進んでいくことなので、その小さな変化に気づくのが難しいというのはありますが、その小さな変化に気付いてあげるのが上司のやるべきことだとは思います。
でもなかなか、上司は成長に気付いてくれません。
というわけで今回は、上司がなぜ成長に気付いてくれないのか?その理由をお話ししていきます。理由は以下の2つです。
①ストレスフルな環境に置かれた上司には余裕がないから
②誰にも育て方を教わったことがないから
それでは詳しく見ていきましょう!
①ストレスフルな環境に置かれた上司には余裕がないから
まず一つ目は、ストレスフルな環境に置かれた上司には余裕がないからです。
ブラックな会社ほどこういう上司は多いです。
多くの上司は常に大きなストレスに晒されて生きています。部下よりもはるかに大きなストレスです。
そして、「たくさんの部下たち」というチームを率いて結果を出さなければいけない上司は、いかにしてチームを動かすことができるかを重要視しています。
なぜならば、そのチームの動きが成果に直結するからです。
チームを動かすことができればその分成果も出ますし、動かせなければ上司一人で動くことになってしまうので、成果も出ません。成果が出なければ自分の評価が下がり、降格になることもあります。
降格になると給与も下がりますし、生活水準も下げないといけなくなります。自分のプライドも傷つきます。
人間、最終的に自分を一番大事にします。いざとなったら自分の命が最優先になります。なんだか悲しい気もしますが、それは人間の生存本能なのでしょうがないのです…。そして当然、上司もその生存本能が働きます。
そんなたくさんの不安を抱えていると、まず自分を守らなければという想いが強くなり、メンタルに余裕が無くなります。
余裕がなくなると、ワーキングメモリが圧迫されて、落ち着いて考えることができなくなり、行動が感情に左右され始めます。
余裕がないというネガティブな状態になると、ネガティブなものに集中してしまうという特性(認知の歪み)が人間にはあります。ネガティブになって不安を持ったりイライラしてしまうと、認知の歪みが加速します。
そのため成長(ポジティブ)よりも失敗(ネガティブ)にフォーカスしてしまい、あなたの成長は見逃されるわけです。
②誰にも育て方を教わったことがないから
二つ目は誰にも育て方を教わったことがないからです。
仕事のやり方や進め方などは会社で教わるのですが、なかなか教わる機会がないのが人の育て方です。
育て方を知らないことで、効果的なコーチングができないどころか、上司の教育指導が高圧的になったりして、パワハラを引き起こすことにつながります。
しかし、育て方について騒がれるようになったのは平成の終わりぐらいからです。昭和は育て方が話題に上がることは少なかったんです。
というのも、昭和の時代までは部下が育つ環境が自然と揃っていたため、わざわざ人をどう育てるかなんてことを考える必要がありませんでした。ほっとけば人は勝手に育っていったんです。
例えば、今までにない方法で価値を生み出すことが求められる現在と違って、昭和時代は結果を出すためにどのような動きをすればいいのかが明確だったり、努力の方法がわかりやすかったりしました。
また、上司と部下が職場でも、プライベートでも長い時間を一緒に過ごしていたので、お互いの価値観や仕事のやり方を知る機会が多かったことが挙げられます。
今では考えられませんが、家族同士で付き合いがあったり、上司の家に部下が遊びに行ったりなど、昭和時代はザラでした。
そんな感じで育て方を知らないため、多くの上司は部下育成に関して何を見て何を伝えればいいかわからない。なので部下の小さな進捗を見逃してはならないというポイントも知らない。故に部下の成長に気付けないのです。
失敗は気にせずとも見える・成長は気にしても見えない
というわけで今回は、上司がなぜ成長に気付いてくれないのか?その理由をお話ししました。理由は以下の2つです。
①ストレスフルな環境に置かれた上司には余裕がないから
②誰にも育て方を教わったことがないから
話さずともみなさんも重々気付いていると思いますが、上司は部下の小さな成長に気付いてくれません。
自分も管理職をしていて多くの部下を抱えていますが、油断すると部下の成長はすぐに見えなくなります。イライラしてたらもうダメです。何も見えませんしやっぱりダメな部分を見てしまいます。
私は幸いにも自分の指導力のなさ故、大失敗を犯し、教育指導の重要性を実感することができ、学ぶことができています。
しかし、基本的に30代以上の今の大人たちの多くは、誰からも教育指導の方法を教わっていません。それ故に教育指導に対して学ぶという考え自体を持っていませんし、指導力のない人がとんでもなく多いです。
なので成長に気付いてもらえないというのはある意味しょうがない話でもあります。
なので自分の小さな成長は、自分で把握しましょう。
上司が言っていることはたまに間違っていることもあります。というか間違っていることの方が多いです。
あなたは成長しているのに、「まるで成長していないじゃないか」と、否定的な意見を投げかけ、あなたの可能性を狭めてしまう上司もいます。
あなたの可能性は、そんなことで潰されていいほど安いものではありません。
上司から何か指導を受けた時に、
上司が感情的ではないか?
フラットに物事を見れている上司か?
その点を見極めて、自分にとってプラスになる意見を言ってくれているのかを判断し、プラスであれば聞いて、マイナスであれば参考程度に耳に入れておきましょう。
成長していないと勘違いしないよう、日々の成長と、学びの進捗を記録しておきましょう。
それでは今回はこの辺で!
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