主要キャラの1人がチームを離れるという重大事を前に、「最後に皆で試合がしたい」「勝ちたい」という気持ちが生まれる→メンバーの意識が変化し、1つのチームとしてまとまるようになる
◆概要
【主要キャラの1人がチームを離れるという重大事を前に、「最後に皆で試合がしたい」「勝ちたい」という気持ちが生まれる→メンバーの意識が変化し、1つのチームとしてまとまるようになる】は「チームメンバーと過ごす日々、チーム内でのあれこれ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:アニメ「プラオレ!〜PRIDE OF ORANGE〜」(第1-3話)
▶1
本作の主人公は、愛佳(中3の少女)。
第1話中盤、愛佳は友人3人(真美、薫子、彩佳)と共に地元のアイスホッケーチーム「日光ドリームモンキーズ」の体験教室に参加した。
そして、梨子と尚実(体験教室に参加していた別の中学の生徒)と共に、羊子(チームの監督)の指導を受けた。
「アイスホッケーって楽しいね❤いいじゃんいいじゃん!次回も参加しようよ!!」と盛り上がる愛佳たちだが……ところが第2話終盤、事件が発生。すなわち、真美が引っ越すことになったのだ(原因は明言されていないが、おそらくは親の転勤)。
愛佳はショックを受ける。真美は大切な友人だ。いつも一緒だった。これからもずっとそうだと思っていた。それだのに……!!
▶2
だが、やがて愛佳は立ち直る。
落ち込んでいても何も変わらない。それではダメだ。もっと前向きに考えなければ!いまの私にできるのは……真美に最高の思い出をプレゼントすることだ。そうだ、皆でアイスホッケーの試合をしたい!
というわけで、
・Step1:愛佳は薫子と彩佳に提案した「真美が引っ越す前に皆でアイスホッケーの試合をしようよ!」。2人は賛成する。
・Step2:愛佳たちは、「思い出をプレゼントしたいと思っている」と真美に打ち明けた。真美は喜んでくれる。
・Step3:愛佳たちは、梨子と尚実にも協力を求めた。知り合って間もない2人だが、しかし「そういうことならもちろん協力するよ!」。
・Step4:愛佳たちは、羊子監督にも協力を求めた。羊子監督は頷いた「任せなさい!」。
・Step5:羊子監督は、2か月半後に他チームとの試合を設定してくれた。かくして愛佳たちは猛特訓を開始!それまではただの習い事、お遊び気分だった。しかし、いまの愛佳たちは本気だ。どうせやるからには勝ちたい!勝って素晴らしい思い出にしたい!下手なプレイはできない!羊子監督の厳しくも愛ある指導を受け、さらに自主トレを毎日こなし、彼女たちは成長していく……!
・Step6:また、特訓をきっかけとして愛佳たち4人と梨子、尚実の仲が深まっていく。というのも、これまではあくまでも「たまたま体験教室で知り合っただけの他校生」であり、彼らは<4人と2人>だった。しかし「最後に皆で試合をしたい」「勝ちたい」という共通の目標に向かって苦楽を共にする中で絆が生まれ、<6人のチーム>へとまとまっていったのだ。
▶3
以上をまとめると、
・1:主要キャラの1人がチームを離れるという重大事を前に、
・2:「最後に皆で試合をしたい」「勝ちたい」という気持ちが生まれる。
・3:かくしてメンバーの意識が変化(ただのお遊び→真剣勝負)し、
・4:1つのチームとしてまとまるようになった
……というわけだ。
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