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唇にキスする前のカップルが、膝の裏にキスをする

はるか先輩「えー!膝の裏ぁ!?」

アニメ「アマガミSS」(第3話)


◆概要

【唇にキスする前のカップルが、膝の裏にキスをする】は「変態的で笑える言動」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:アニメ「アマガミSS」(第3話)

▶1

ここでは、橘純一(主人公、高校2年生)とはるか先輩(メインヒロインの1人)の変態的なキスシーンをご紹介したい。


・Step1:純一は、ひょんなことから憧れのはるか先輩と親しくなった。そしていろいろあって2人は急接近。いい雰囲気になる。

・Step2:ある日、はるか先輩は純一の眉間にキスをした。先輩曰く「きみの困り眉毛があんまりかわいいからキスしたの♥」。

・Step3:翌日、純一は落ち着かない。またキスしてほしくて仕方がないのだ。彼は我慢できぬ。はるか先輩に思いの丈をぶちまけた。

・Step4:はるか先輩は驚く。しかし憎からず思っている純一の頼みである。かくして彼女は微笑んだ「今度はきみからキスして♥」。

・Step5:というわけで昼休み、2人は学校傍のポンプ小屋に移動した。純一は早速顔を寄せる……が、はるか先輩は言った「唇はダメよ。唇以外ね♥」。純一は思わず叫ぶ「えっ!?」。

・Step6:はるか先輩は、そんな純一の反応がかわいくて仕方がないようだ。いたずらっぽく笑った「どこにするの?期待してるわよ。きみならではって面白いところがいいなぁ♥」「ありきたりだと気が変わっちゃうかもね♥」

・Step7:純一は頭を抱える。悩む。呻吟する。一方、はるか先輩はさらにからかう「早くしないとお昼休み終わっちゃうよぉ♥」。

・Step8:純一はふいに思い出した。はるか先輩が犬好きであること、先輩が犬の写真集を鑑賞していたこと、そこには人間の膝裏を舐める犬の写真が載っていたこと……。

・Step9:かくして、純一は叫んだ「膝の裏でお願いします!」。さすがのはるか先輩もこれには仰天。素っ頓狂な声をあげた「えー!膝の裏ぁ!?」。

・Step10:純一は必死に言葉を並べる「犬がじゃれて膝を舐めたりするじゃないですか!」「どうして舐めるのか、犬の立場になってみようと思って!」「先輩は僕を子犬のような目をしているって言っていましたし!」。

・Step11:やがてはるか先輩は了承。純一に背中を向けるとスカートの裾を手で押さえた(この所作がなかなかどうしてエロチックである)。先輩は緊張気味の声で「いっ、いつでもどうぞ……」。

・Step12:一方、純一は四つん這いになる。そしてはるか先輩の膝裏に接近し、ちゅっ、唇をつけた。先輩は甘い声を漏らす「くっ、くすぐったい……あっ♥」。純一はちゅっ、ちゅっと何度もキスをした。

・Step13:その後、2人はそれ以上先に進むことはなく学校に戻ったのだった。


▶2

純一とはるか先輩、2人は初心な高校生カップルである。まだ恋人同士にすらなっていない。無論、唇を合わせたこともない。そんな2人が昼休みに学校を抜け出して人気のないポンプ小屋で膝裏にキスをする。

……うーむ、じつに変態的で笑える!


好き合っていることは明白なのだからとっとと恋人同士になってキスでも性交でもやりたい放題やればいいという向きもあろうが、しかしそうストレートにはいかぬのがティーンエイジャーというものだ。

このシーン、「露骨に性的なことを避けようとしてその結果として変態的になってしまう」というのが、いかにも高校生カップルらしくて素晴らしいと思うのだ。


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